『MIRRORLIAR FILMS Season6』が、12月13日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国の劇場で2週間限定上映する。
2020年より始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする『MIRRORLIAR FILMS』(読み方:ミラーライアーフィルムズ)は、メジャーとインディーズの垣根を越えて映画を作り上げる短編映画制作プロジェクト。これまでにSeason1〜5では俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した42本の短編映画を劇場公開。著名クリエイターの作品から一般公募作品まで、多彩な短編映画が集まっている。シーズン7には監督として加藤浩次、加藤シゲアキの参加が決まっており、注目クリエイターが続々とプロジェクトに加わっている。
11月16日(土)に、「MIRRORLIAR FILMS AKITA文化祭」が開催された!
この度、短編映画制作プロジェクト「ミラーライアーフィルムズ」が秋田市未来創造人材育成・プロモーション事業実行委員会と開催する「MIRRORLIAR FILMS AKITA文化祭」を実施した。
イベントでは、本企画のプロデューサーであり本作に出演する阿部進之介、同じくプロデューサーの山田孝之、本作で『1/96』の監督を務めた小栗 旬(監督)、『男と鳥』の監督を務めた浅野忠信(監督)らが登壇した!このイベントに込めた思いや、監督陣には先行上映される作品の撮影秘話など、ここでしか聞けないエピソードが満載だった。
【第1公演】AL☆VEシアター
「MIRRORLIAR FILMS Season6」上映後トークショー
登壇:阿部進之介(出演・プロデューサー)、山田孝之(プロデューサー)、小栗旬(監督)、浅野忠信(監督)、快歩(特殊メイク)、相場詩織(司会)
今回、「MIRRORLIAR FILMS Season6」に参加した浅野忠信(「男と鳥」監督)は参加の経緯が「SHOGUN 将軍」で共演した阿部進之介プロデューサーからの誘いだったことを明かし、監督作「男と鳥」に登場する独創的なキャラクター(ゾンビ侍)が生まれた経緯に話が及ぶと「『SHOGUN 将軍』の撮影をしているときに、阿部くんと、もし続編があったら死んでしまったキャラクターはどうなるんだろうね?みたいな話をしてたときに“ゾンビ侍”で出てきたらいいんじゃないかって話になって……」(浅野)、「次の日浅野さんがSNSで手描きのゾンビ侍のイラストをあげていて(笑)。それで今回作品作るってなった時に、“ゾンビ侍”にしようみたいになって……(笑)」(阿部)と本作主人公のキャラクターの意外な誕生秘話を明かした。
さらに、出演もする阿部の演じた“鳥男”の生まれたきっかけに関しては「コマ撮りで楽しいのは、やっぱり飛んでる映像なんですよね。これは鳥だと思って、阿部くんにテストで飛んでもらったらすごいうまくて……(笑)」と浅野が語ると、阿部は「浅野さんの自宅で何度も飛びましたよね」と語り、コマ撮りで制作された作品ならではの面白さを語った。
さらに、小栗 旬監督は参加のきっかけを山田孝之プロデューサーからの声がけだったことを明かすと、山田プロデューサーは「『シュアリー・サムデイ』を監督して以来で、次いつ監督するんだろう?という気持ちがあったので」とオファーの経緯を語った。作品の内容に話が及ぶと、「元々全然違うものをやろうと思っていたんですけど、打ち合わせを重ねている間に脚本の三枝くんと僕が“父親あるある”みたいのを話していたらそれを聞いた下京プロデューサーからその話を映画にしたら面白いのでは?という話になって、父親の現実逃避したいみたいな話に進んでいきました」と明かした。
主演の藤森慎吾の撮影エピソードに関しては「初日のファースト・カットの撮影のときは、“ぼく、ただ歩くってしたことないかもです”と藤森くん手と足が一緒に動いちゃうぐらいの感じのガチガチさだったので、それはすごく面白かったです……(笑)。でもそのあとはすぐに感覚を掴んでくれて本当に素晴らしい演技でした」と楽し気に語った。
【第2公演】AL☆VEシアター
「MIRRORLIAR FILMS Season6」上映後トークショー
登壇:阿部進之介(出演・プロデューサー)、山田孝之(プロデューサー)、岡本多緒(監督)、鬼木幸治(監督)、伊礼姫奈(出演)、増田彩来監督(監督)、相場詩織(司会)
公募作品から選ばれた監督たちと並んでイベントに登壇した、山田孝之プロデューサーは改めて「ミMIRRORLIAR FILMS」プロジェクトの立上げに関して聞かれると、「映画に限らずですが、何かに挑戦してほしいという気持ちがあって一歩踏み出すというときには勇気がいるし不安もあるけど、まずはやってみるということの大事さを伝えたいというのが根幹にあります。それを映画で僕たちはやっています」と語り、同じく登壇した阿部進之介プロデューサーは、公募作品の選定について、「応募いただいた作品を1本1本すべて観たうえで面白かった作品をシンプルに選んでいますが、みんなの心に残った作品が選出されていると思います」と選定作品に関して語った。
本イベントには、公募作品から「サン・アンド・ムーン」の岡本多緒監督、「FAAAWWW!!!」の鬼木幸治監督、「カフネの祈り」の増田彩来監督の3名が登壇し、「カフネの祈り」を監督した増田監督は、「この作品は私が初めて監督した作品ですが、自分が生きていく上で大切にしていきたいことや忘れたくないこと。そういうものを詰め込んだ、この先の道標になっていくような作品だと思っています。作品を観てくださった方にも、そういう光になれたら嬉しいなと思い、願いながら、祈りながら、作った作品です」。
「FAAAWWW!!!」を監督した鬼木監督は、「この作品は腕組みしてじっと観るような作品ではないので力を抜いて楽しんでいただけたなら嬉しいです。僕は短編作品をたくさん作っているのでいつも通りに作った作品ではありますが、評価してもらえてこういった機会がいただけて嬉しいです」。
「サン・アンド・ムーン」を監督した岡本監督は、「私は俳優としてアメリカをベースに十年ぐらい活動していたんですけど、日本に帰って日本でお芝居をちゃんとやれるようになりたいなと思って、この作品は、そもそも最初は自分の宣伝素材として撮った作品なんでです。なので、シチュエーションもワン・シチュエーションで、映像もすごくシンプルに撮ったので、ほかの作品と並べていただくとアマチュア感が出るんじゃないかと不安もありますが、いろんなことを考えずにそのままストレートに出した感じです。と、それぞれの監督作について思いを語った。
最後に「カフネの祈り」に主演した伊礼姫奈が、「私自身、『MIRRORLIAR FILMS Season6』の雰囲気の違う5つの作品を観てちゃんと全部楽しめて、ちゃんと全部記憶に残る、心がワクワクして、こういう映画の形素敵だなと思っています今日はすごく楽しかったです」と舞台挨拶を締めくくった。
「MIRRORLIAR FILMS Season6」
小栗 旬監督「1/96」
出演:藤森慎吾
岡本多緒監督「サン・アンド・ムーン」
出演:曽我潤心、岡本多緒、後藤萌咲
鬼木幸治監督「FAAAWWW!!!」
出演:星耕介、亀沢純一、保田泰志
浅野忠信監督「男と鳥」
出演:田中一平、阿部進之介、大原海輝、板橋駿谷
増田彩来監督「カフネの祈り」
出演:伊礼姫奈、田島令子、板谷由夏、山中崇、野澤しおり、栗田愛巳、星野翼、藤﨑ゆみあ、瀬戸芭月、エイト/井浦 新
主題歌:SHE’S「カフネの祈り」
製作:伊藤主税、阿部進之介、山田孝之、関根佑介、松田一輝 テーマ音楽:quu
支援:秋田市
寄附者:NTTドコモ、マノサリー、プライムアシスタンス、プレステージ・コアソリューション
制作:and pictures
プロデューサー:大橋和実、川原伸一
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCv3FY9nEOApyGBW0BryeLEQ(外部サイト)
公式サイト:https://films.mirrorliar.com/(外部サイト)
映像配信サービス「Lemino」のMIRRORLIAR FILMSチャンネルでSeason5を独占無料配信中!
特設URL:https://lemino.docomo.ne.jp/ft/0000053/(外部サイト)
X:https://x.com/mirrorliarfilms(外部サイト)
INSTAGRAM:https://www.instagram.com/mirrorliarfilms/(外部サイト)
TikTok:https://www.tiktok.com/@mirrorliarfilms_official(外部サイト)
公開表記
配給:アップリンク
12月13日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国の劇場で2週間限定上映
(オフィシャル素材提供)