イントロダクション
『パピヨン』は、自由を求めて執念の脱獄に賭けた男の凄絶な体験を綴ったアンリ・シャリエールの自伝的小説を、豪華製作陣が映像化した伝説的なバディ冒険物語だ。
世界的アクション・スターのマックィーンはパピヨン役で新たなタフガイ像を描き、繊細な人間像で注目されていたホフマンは、本作のドガ役で困難な状況でも変わらぬ男同士の強い友情を演じ切った。製作陣もオスカー受賞の一流スタッフが集結。
監督は『猿の惑星』の巨匠フランクリン・J・シャフナー、脚本は『ジョニーは戦場に行った』のダルトン・トランボと『キングコング』のロレンツォ・センプル・ジュニアが共同で担当。撮影は『タワーリング・インフェルノ』のフレッド・コーネカンプ、音楽は『エイリアン』のジェリー・ゴールドスミス。製作費40億円(当時)をかけた超大作『パピヨン』は、全米興行ランキング4位、全世界でも6位を獲得(1973年)。日本でも大ヒットし、洋画興行ランキング3位を獲得(1974年)。圧倒的なスケールで、今も世界中で語り継がれる名作となった。
ストーリー
胸に蝶の刺青を持つ金庫破りパピヨンは、無実の罪で、南米フランス領ギアナの監獄に送られる。移送中の船の中で、パピヨンは天才偽造職人ルイ・ドガと知り合った。ドガは金を狙ったほかの囚人たちに襲われるが、パピヨンが救う。そこから絆を深めていく2人。
囚人たちは、劣悪な環境と苛酷な労働で、バタバタと命を落としていく。当初、脱獄意思の無かったドガも、生命の危機を前に気持ちが揺らぐ。
パピヨンは、ついに脱獄を決意する。だが――。
(原題:Papillon、1973年、フランス・アメリカ、上映時間:151分)
キャスト&スタッフ
製作:ロベール・ドルフマン、フランクリン・J・シャフナー
監督:フランクリン・J・シャフナー
脚本:ダルトン・トランボ、ロレンゾ・センプル・ジュニア
原作:アンリ・シャリエール
撮影:フレッド・コーネカンプ
美術:アンソニー・マスターズ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:スティーヴ・マックィーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デマン、ウッドロー・パーフリー、アンソニー・ザーブ
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X:https://x.com/theatreclassics(外部サイト)
公開表記
配給:東京テアトル
2025年1月31日(金)より シネマート新宿、シネ・リーブル池袋、東劇 ほか順次公開
(オフィシャル素材提供)