47年の時を経て日本初公開! 少女版『大人は判ってくれない』と当時称されたフランス映画『ペパーミントソーダ』(配給:RIPPLE V)がいよいよ12/13(金)に日本で初公開される。
ルイ・デリュック賞、
ナショナル・ボード・オブ・レビュー外国語映画賞受賞
『ア・マン・イン・ラブ』(87)、『年下のひと』(99)、『サガン-悲しみよこんにちは-』(08)などコンスタントに作品を撮り続けているフランス映画界における女性監督の先駆者ディアーヌ・キュリス。彼女が少女時代の体験を基に脚本を書き上げ監督したデビュー作『ペパーミントソーダ』(77)は 公開当時フランスでは300万人を動員の大ヒット、ルイ・デリュック賞、全米ナショナル・ボード・オブ・レビューでは外国語映画賞に輝き、ニューヨークタイムズ紙ではフランソワ・トリュフォー監督の『大人は判ってくれない』の少女版と評された。
のちにウディ・アレン映画のポスターでおなじみの漫画家、イラストレーターFloc’hのフランス公開当時ポスターが、初解禁!
本作の製作40周年記念としてデジタル修復版がフランス・アメリカで公開され、米批評サイトRotten Tomatoesの批評家たちが投票するTOMATOMETERで91%、一般ファンが投票するAUDIENCE SCOREで78%が付与されたのに加え、著名な映画データベースIMDb RATINGで7.0ポイントを獲得。そのみずみずしくも鮮烈な作風は時代を超え批評家、観客に高い評価を得た。
同時にFloc’h(ジャン・クロード・フロック)によるイラストポスターも再評価。のちにウディ・アレン映画の『地球は女で回ってる』(1997)、『さよなら、さよならハリウッド』(2002)、『メリンダとメリンダ』(2005)などを手掛けた彼にとって『ペパーミントソーダ』ポスターは初の映画ポスターデザインで、色鮮やかで洗練されたイラストポスターの先がけとなった。Floc’hは2015年にはルイ・ヴィトンのトラベルブック エディンバラを発表し話題となった。Floc’hの最新映画ポスターは現在公開中のナンニ・モレッティ監督の『チネチッタで会いましょう』(2023/チャイルド・フィルム配給)だ。
ウェス・アンダーソン監督もお気に入り
『グランド・ブタペスト・ホテル・ブタペスト』のウェス・アンダーソン監督は2021年、自身の監督作品『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の公開を記念してアリアンス・フランセーズ財団と協力して行った特集上映「ウェス・アンダーソンのフレンチ・コネクション」で、お気に入りのフランス映画7作品を発表、トリュフォーの『恋愛日記』(77)、ジャック・ベッケルの『幸福の設計』(47)などに先んじてトップ・バッターとして『ペパーミントソーダ』をオープニング作品に選定している。彼の作風である色鮮やかな画面つくりもこのFloc’hのポスターの影響が少なからずうかがえる。
『ペパーミントソーダ』が渋谷ホワイトシネクイントをジャック!
幻のポスターも、ステッカーになってゲットできる!
映画の世界観そのままのイラストポスターが、この度ステッカーとなって公開劇場渋谷ホワイトシネクイントに登場する。ペパーミントソーダは、主人公が背伸びしてカフェで飲む大人向けの炭酸飲料を指し、この度『ペパーミントソーダ』公開記念として、劇場では、ペパーミントソーダにピーチシロップを加え、すっきり飲みやすく仕上げたスペシャルドリンク「ペパーミントピーチソーダ」(税込500円)を販売、イラストポスターステッカーをもれなく特典としてプレゼントする。同時に『ペパーミントソーダ』オリジルTシャツ(税込4,000円)もこのステッカー特典付きで販売予定だ。
また、渋谷ホワイトシネクイントは映画公開に合わせて、劇場ロゴ、看板、壁面バナーの3面を『ペパーミントソーダ』でジャック。キュートでおしゃれな少女たちの姿があふれ、さながら劇場は60年代パリのリセの雰囲気にあふれる。(劇場ジャック1/9まで展開中)
公開表記
配給:RIPPLE V
渋谷 ホワイト シネクイントほか 2024年12月13日(金)公開
(オフィシャル素材提供)