アカデミー賞®受賞俳優ケイシー・アフレック主演、ビル・ポーラッド監督『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』が、1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開となる。この度、ひと足早く本作を鑑賞した各界の著名人からの絶賛のコメントと、菅谷晋一氏(画家)と大橋裕之氏(漫画家)からスマホ用壁紙としても使用可能な描き下ろしのオリジナルイラストが到着した。
約30年の時を経て脚光を浴びた1枚のアルバム
あの頃、音楽は人生のすべてだった ──。
1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」。10代のドニーは兄とデュオを結成し、父が建てたスタジオで数々の楽曲を生み出した。情熱を注ぎ込んで作った音楽だったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。それから約30年後――。ドニーは、コレクターにより発見されたアルバムが再評価され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。しかし、思いがけない成功は、目を背けてきた過去や感情を呼び起こし……。
1月31日(金)より公開の『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は、実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話をもとに、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(14)以来、8年ぶりにビル・ポーラッドが監督・脚本を務めた長編作。さらに、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(16)でアカデミー賞®主演男優賞に輝いた名優ケイシー・アフレックが主人公ドニーを演じている。
菅谷晋一(画家)と、大橋裕之(漫画家)より
スマホ用壁紙としても使用可能な描き下ろしイラストが到着!
音楽ツウの著名人たちからも絶賛コメント続々!
アカデミー賞®受賞俳優&製作陣が贈る、新たなる音楽映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』。実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話を映画化した本作は、10代で作った1枚のアルバムが、夢破れてから約30年後に“埋もれた傑作”として再評価され、注目を集めた兄弟とその家族の半生を、世界最高峰の俳優と製作陣が繊細かつ感動的に描き出す。
劇中には、ドニー&ジョー・エマーソンの楽曲のほか1970年代前後に人気を博した数々の名曲が登場し、音楽アーティストOKAMOTO’Sのオカモトコウキやギタリストのマーティ・フリードマン、兄弟バンドのSAHAJiからも絶賛コメントが寄せられた。そのほか、兄弟でお笑い活動をする土佐兄弟、レコード好きで知られるモデル・フォトグラファーの柴田ひかり、シンガーソングライター・ラジオパーソナリティの臼井ミトン、ブロード・キャスターのピーター・バラカン、Billboard JAPAN編集部や音楽通のライターたちを含めた総勢18名から、公開への期待が膨らむコメントが到着した。
さらにザ・クロマニヨンズやOKAMOTO’Sらのレコードジャケットを手掛ける画家の菅谷晋一と、漫画「音楽と漫画」「音楽 完全版」で知られる漫画家の大橋裕之より本作からインスピレーションを受けて制作した描き下ろしのイラストとコメントが到着。作品のモチーフや登場人物が印象的なあたたかみのあるイラストになっている。イラストはいずれもスマホ用の壁紙としても使用可能。ぜひ壁紙としてお好みのイラストを選んで公開前後で作品に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
コメント全文
オカモトコウキ(OKAMOTO’S)
“売れるもの”と“記憶に残るもの”は違う。
後者のような音楽を作りたいとずっと思ってきた自分にとっては天啓のような作品だった。心温まる家族の絆とその傍にある音楽はどこまでも美しい。
この映画も、間違いなくあなたの記憶に残る一作になる。
マーティ・フリードマン(ギタリスト)
「ドリーミン・ワイルド」は“有名なロックスターになりましたぜ〜!”の典型的な音楽映画じゃない。才能溢れる音楽家は一生精一杯努力したのに、大きな犠牲をしたのに、成功を達成できな
かった人の事実の話です。
心の底まで痛む程感動した。人生の中、全く珍しくない話なのに、映画では見たことないストーリーです。見逃しなく。
卓也(土佐兄弟/芸人)
最高の映画でした。バズったり、徐々に世の中に自分たちの名前が広まっていく時の感動を思い出しました。兄弟での才能の葛藤、そして家族愛。大切なことを改めて確認することができました!
兄弟はどんなことがあっても変わることなく兄弟であり、親はいつまでも親であるんだという、家族の「絆」を再確認出来る作品でした。
ゆうき(土佐兄弟/芸人)
家族とはなんなのか。音楽というものを通して家族とはなんなのかを教えてくれる作品です。
「家族だからこそ」信じ続けられる。「家族だからこそ」己を犠牲にできる。「家族だからこそ」言ってはいけない言葉を言ってしまう。「家族だからこそ」またやり直すことができる。僕たちも「家族だからこそ」今お笑い芸人をできているんだと実感しました。一刻も早く実家に帰りたい。そんな気持ちになりました。
柴田ひかり(モデル・フォトグラファー)
大人だから自分が今までかけた迷惑に後ろめたさを感じるし、大人だから家族の中で自分の責任感はどんどん重くなるし、家族の問題は年々増えるけど解決してくれるのは、他でもなくやっぱり家族なんだよなぁ。と思いました。
時間が経つほど“家族”も同様に歳をとり在り方が変わっていくけど、いくつになっても親は親で子どもは子どもなんだろうなと。いつも信じてくれる家族に会いたくなりました。
臼井ミトン(シンガーソングライター・ラジオパーソナリティ)
思春期の頃に抱いた夢が叶わなくて、人知れず傷ついた経験、あなたにはありますか? その傷跡を(ちょっぴりチクっと痛むけど)優しく治してくれる映画です。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
ミュージシャンが心を込めて作った音楽が誰にも気づかれないのはよくあることです。だいぶ後になって「幻の名盤」と呼ばれることもあります。
そういう実話を映画化したこの物語でケイシー・アフレックはクリエイティヴな人の複雑な心境をとても繊細に描いています。他人の要求と自分がやりたいことのどちらを優先するか、彼の葛藤は普遍的なものです。
西田蕉太郎(SAHAJi )
これは俺たちのストーリー。俺たちも世に出るまで20年掛かったけどまだ夢の途中で船を漕いでいる。
不安や自信をなくしたことからまた立ち上がれる力が音楽にはある。希望の中にも絶望があり、それが美しいメロディーを生む。それは俺たち二人にしか奏でられない音。誰にでもあるチャンス、それを掴むのは自分次第。この映画を観たら誰でも思うだろう。夢は美しいものだと。
西田曜志朗(SAHAJi )
まるで自分たちを見ているような感覚。俺達も約20年の時を経てようやく世の中に出ることができた。
生きることへの難しさやもどかしさを感じながらも誰かが光を照らしてくれるかもしれない。そんな希望を貰えた気がした。
長谷川町蔵(文筆家)
諦めなければ夢は絶対かなう……なんて嘘っぱちだ。でも時に気まぐれな運命の女神が微笑んでくれることもある。そんな奇跡のような実話を、『ラブ&マーシー』のビル・ポーラッドが映画化したことによって、ドニー・エマーソンはもうひとりのブライアン・ウィルソンになった。
村尾泰郎(映画/音楽評論家)
ビーチ・ボーイズ、キンクス、スパークス、オアシス……ロック史に輝く兄弟バンドのようにはビッグになれなかったけど、奇跡を起こしたドニー&ジョー。まさか彼らの映画ができるとは!
一枚のアルバムをめぐる家族の物語から、アメリカン・ドリームの光と影が浮かびあがる。夢見る若者たち、そして、かつて夢を見ていた大人たちに本作を捧げたい。
奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
ブライアン・ウィルソンの才能と孤独を描いた前作に続き、音楽と商業的な成功について別の側面から光を当てたビル・ポーラッド監督。
見過ごされてきた優れた音楽を掘り起こしてヒットの波を作ったリスナーたちと、題材としてスルーされがちな中年の情熱や葛藤にカメラを向けた監督の姿が重なり、その慧眼に唸り泣いた。
森 直人(映画評論家)
「評価」は気まぐれに世の中や人生を引っ搔き回す。
だがアートの本質や表現の魂は、そして大切な人たちとの愛や絆は、どこまでも個的な純粋さに属するもの。ブライアン・ウィルソンを描いた『ラブ&マーシー』に続き、ビル・ポーラッド監督は音楽という聖域を人肌の温かみで包んだ。
どこまでも優しく美しい傑作。役者はみんな最高だ!
門間 雄介(ライター/編集者)
信じれば、いつか夢がかなう。夢や希望を持って生きることは素晴らしい。――なんてことをこの映画は言わない。
むしろ、どちらかと言えば対極のこと、そして人生において、いずれ誰もが問いかける疑問の、答えに近いことを教えてくれる。夢や希望や、若さを失ったあとに、人はなにを糧に生きていけばいいのか?
小柳 帝(ライター/編集者)
1970年代後半に、10代の兄弟が人知れず制作したあるレコードが2000年代に発見され、2012年に再発。そして珠玉の名曲「Baby」がアリエル・ピンクにカバーされることがなかったら、2010年代以降のベッドルーム・ポップ・シーンはここまで盛り上がっていただろうか。
『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は、音楽の裏面史のそんな奇跡のような物語を描いた映画だ。
星野(Billboard JAPAN)
家族愛に包まれた音楽少年の時を超えたサクセス・ストーリーは、まるで“穏やかな『ボヘミアン・ラプソディ』”。
70〜80’sの名曲たち、そしてドニー&ジョー・エマーソンの音楽は、静かな感動を呼ぶ本作の準主役。ゆっくり流れる風景と、そこに挿入される主人公の心理描写に知らず知らずに引き込まれ、あっという間の111分でした。
公開表記
配給・宣伝:SUNDAE
2025年1月31日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
(オフィシャル素材提供)