イベント・舞台挨拶

『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』トークショー付試写会

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 登壇者:桐谷広人(トークゲスト)、江戸木純(聞き手)

 『インファナル・アフェア』シリーズ以来、トニー・レオンとアンディ・ラウが20年ぶりの共演を果たした劇場新作映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』が、2025年1月24日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開となる。

 本作はアジアのトップ・スター、“トニー・レオン”と“アンディ・ラウ”が、『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりの共演を果たし、総製作費70億円を投じて、香港黄金時代を豪華絢爛に再現したエンタメ超大作。『インファナル・アフェア』シリーズの壮絶な闘いを締めくくる最終章、『インファナル・アフェアIII 終極無間』の香港公開から20年の節目となる2023年12月。世界各国で封切られた本作は、香港興収ランキング5週連続第1位を獲得! さらに香港・中国本土の最終興行収入が130億円越えとなる大ヒットを達成! そして第42回香港電影金像獎(香港アカデミー賞)では12部門にノミネートされ、主演男優賞(トニー・レオン)、撮影賞を含む最多6部門を受賞した。

 江戸木の呼び込みでゲストの桐谷が登壇。トレードマークのリュックを背負っている。リュックの中には今月中に使用しないと期限が切れる株主優待券が詰まっているそうだ。映画の感想を聞くと「非常に面白かった。映画を観るとなるほどと思うところがありました」投資家としての顔を覗かせるコメント。日本円で70億円かかっているセットに言及し「今この80年代の香港を撮ろうとしても無いですから。お金のかけ方が分かってますよね」とその再現ぶりも見どころとしていた。

 本作は香港二大スターのトニー・レオンとアンディ・ラウが20年ぶりの共演を果たした作品。20年前の『インファナル・アフェア』については「この二人の名前を見ますとどうしても思い出しますよね。非常にヒットして。でもハリウッド版はそんなに面白くなかった」要所要所で毒舌を挟む桐谷に会場も笑いに包まれる。江戸木もこの二人の共演が最大の魅力だと同調した。二人の印象を改めて聞くと「トニー・レオンと言えば『レッドクリフ』の主演が印象深いですね。つい最近も『無名』を見ました。アンディは『LOVERS』が印象深いですね」と流石の映画通ぶりを見せる桐谷。「長いキャリアの中でこれだけたっぷりこの二人の共演を見られるのは本当に久しぶり。円熟味が増していますので必見ですね」と江戸木が補足した。

 また桐谷は「詐欺を題材にした映画ですが、バブル期に日本でも同じようなことがありました。銀行のほうから借りてくれと言って7000億損失を出した事件ですね。その犯人の尾上さんは獄中で亡くなりましたがこの映画では3年の刑。こればかりはおかしいなって思います」実際の事例に基づいた考察を見せた。実際の金融事件について話が及ぶと次のような返答が「株式がある国では頻発しますよね。ものすごいお金を動かして、最後はつぶれる話が後を絶たないですね。日本でもリクルート事件がありました。今では株券が電子化されたので少ないと思いますが、可能性はあるのでは?」。

 本作の舞台は80年代香港。とても活気があった時代の再現がされている一本だ。桐谷は「香港映画と言えば『イップマン』が好きです。ブルース・リーの『燃えよドラゴン』とか、ジャッキー・チェンもそうですが人口が少ないのに優れた俳優が多いですよね」と香港映画の印象を語った。また、江戸木は「この映画にはジャッキー映画には必ずと言っていいほど出演していたタイ・ボーさんがヤクザのような社長役で出ています。今では台湾で名優として活躍されているんですが、久々に顔を見ました。そのあたりの配役も良かったですね」主演の二人のわきを固める役者にも抜かりが無いことを称賛した。

 桐谷は映画の解説として「最後は大損していますが、トニーさん演じるチンさん、ほどほどの利益で辞めとけばよかったですよね。株式市場は大儲けできるが読みが外れると大損する。日本でもなん100倍からなん100分の一の価格変動がありました。そういうことが一流企業でも起きるんです。その逆もある。それが株の世界ですね。私もリーマン・ショックで一時期大損して死にそうになりました。でも株主優待っていうものがありまして毎年140本くらい観ていました。12年前に『月曜から夜更かし』に出た時に株主優待で映画たくさん観てるっていうので1年間のベスト3を出すっていうのをそれ以来やってますね。過去にはジョニー・デップさんと対談をしてほしいと頼まれたりもしましてね、いやだって断ったんですけど」。実は映画評論家の顔を持つ桐谷の話題は尽きない。続けて「株はこの映画のようにギャンブルの面もありますが、少しお金を株にまわせば日本経済の発展にもつながる。新NISAというありがたい制度も始まりました。株式投資は少し余裕があるのならばおすすめですね」投資家として来場客へ株を勧めるアフター・フォローも欠かさない。

 最後におすすめの金融映画を聞くと『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』『ウォール街』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『ダム・マネー ウォール街を狙え!』が挙げられた。過去には『ジョン・カーター』をおすすめとして挙げてTSUTAYAのレンタル本数を伸ばしたとも噂される実績を持つ桐谷チョイス。年末に金融映画一気見も検討してみては? そして「来年末のおすすめ映画には『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』を挙げますね」と口約束を交わし降壇しイベントは終了した。

公開表記

 配給:カルチュア・パブリッシャーズ
 2025.1.24[FRI] 一触即発

(オフィシャル素材提供)

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