登壇者:竹内順子・木間 萌・小村 将・吉岡茉祐(声優)、日野晃博(総監督・脚本)
映画『イナズマイレブン・ザ・ムービー 2025』(12月27日公開)の舞台挨拶が12月23日(月)、東京・グランドシネマサンシャイン 池袋で行われ、声優の竹内順子、木間 萌、小村 将、吉岡茉祐、総監督・脚本の日野晃博氏が登壇した。
本作は、原点にして始まりの物語『映画 イナズマイレブン総集編 伝説のキックオフ』と、ここから始まる新世代たちのストーリー『劇場版 イナズマイレブン 新たなる英雄たちの序章』の豪華2本立てで構成された特別ムービーとなっている。
今回、久しぶりに円堂 守役を演じた感想を求められた竹内は「率直な感想をここで言うと、(観客の)みんなが涙流しちゃいそうで言えないんですけど(笑)、みんな集まって、楽しくて、幸せでした」と吐露して観客から拍手を浴び、日野氏から「今回、全部収録し直しですから」と声をかけられると、竹内は「日野さんが考えたんじゃん!」と声を荒らげて笑いを誘い、日野氏が「盛り上がるし、今のイナズマイレブンをもう1回再生するという感じで。でもすごくなかったですか?」とコメントすると、竹内は「自画自賛みたいな会話になっちゃうかもしれないんですけど、見れば分かります。新しく録り直したんだけど、より一層よくなっているのを皆さん肌で感じられると思いますので、ぜひ観てください。そのあとに感想をXに書いてください」と自信を覗かせた。
円堂守の息子・円堂ハル役の木間は、役を演じた際の心境を聞かれると「まずはすごく光栄ですね。長く続いている作品で、しかもこんなにたくさんの皆さんから愛されている作品に出させてもらえるだけでもすごく光栄なのに、まさかの主人公を任せてもらって、最初はマネージャーさんと一緒にポカーンって感じでした。しかも絶対的主人公の円堂 守の息子ということで、重みがあるなって思いました」と恐縮すると、竹内は「気にしなくていいよー!」とにっこり。加えて、木間は「特に日野さんから『遺伝子を感じるんだよ』って言われて、意識はさせてもらっているんですけど自分じゃ分からないところがあって……」と困惑すると、竹内は「遺伝子を感じるなら、きっといいことだよね。日野さんもたまにはいいこと言うんですね」と笑顔で語った。
今回、円堂親子を演じた2人が観客の前に登場するのは初めてとなったが、父から子へメッセージを求められると、竹内は「私は女だし! なんかこういうの多いんだよなあ(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑いつつ、「父から子にというか、サッカー大好きな男として、サッカーに携わっている男に対して言うならば、『自由にやれ!』ですね」とコメントして拍手を浴び、メッセージを受け取った木間は「めちゃくちゃやりたいようにやらせていただきまーす!」と晴れやかな表情を浮かべた。
そして、『イナズマイレブン』としては4人目の主人公となる笹波雲明役の小村は「僕自身、『イナズマイレブン』という作品がドンピシャの世代で、子どもの頃にテレビから竹内さんの声を聞いていたんですよ! 僕、サッカー少年でMFとかやっていました」と打ち明け、竹内から「真ん中だよね」と投げかけられると、小村は「そう、真ん中です! サッカーの練習とかでファイアトルネードを練習して、その度にコーチに怒られていたんですけど(笑)、それくらい『イナズマイレブン』は僕の小さい頃からの作品ということで、そんな作品の主人公を任せていただけるということで大変光栄に思っております」と感慨深げに語り、「PVでは初っ端から『サッカーなんて無くなってしまえばいい』というインパクト強いセリフから入るキャラクターで、皆さんどんなキャラクターなのか気になっていると思うので、映画を観ていただいて、雲明くんの始まりの物語はどういうものなのかを、楽しんでいただければなと思います」とアピールした。
また、同イベントのMCを務めた吉岡は、日野氏から「ここにいらっしゃる吉岡さんは、ヒロインの忍原来夏を演じていただくことになっておりまして、今日どれくらい登場するのかはここでは言えませんけど、どうですか?」とコメントを求められると、「この先行上映に私も参加させていただけてすごくありがたい気持ちと、これからのワクワクにぜひ期待していただければなと。これはあくまでも始まりに過ぎないので、この先の展開にも注目していただけるようになったら嬉しいなと思います」と期待に胸を躍らせた。
さらに、1月に難儀な収録が待っているという吉岡は「普通の声優じゃ、なかなか聞かないようなスケジュールが入っておりました(笑)」と笑い、日野氏が「吉岡さんが何をするのか、今日の映像の中にヒントがございますので、しっかり観ていると“あれをやらされるんだ”というのが分かります」と打ち明けると、吉岡は「結構言いましたね(笑)。びっくりしました」と目を丸くした。
そして、締めのメッセージを求められると、吉岡は「“このあと楽しんでください”のひと言に尽きると思うんですけど、年始も引き続き『イナズマイレブン』の歴史は続いていきますので、これからの展開に期待してください、私も頑張ります!」と力強く語り、竹内は「新たな伝説が今日からスタートします。ぜひ、この新しいメンバーを応援してください。お願いします」とコメント。
木間は「今日を迎えられてすごく嬉しいですし、皆さんに観ていただけるのがすごく嬉しいなと思います。父さんの活躍でしたり、雲明くんの熱いシーンでしたり、ハルのあのシーンですとか、見どころたくさんですので、噛み締めながら観ていただけたら嬉しいです」と言葉に力を込め、小村は「お客様の中でもゲームの体験版を触った方もいるかと思うんですけど、映画とゲームだと音響効果が変わったり、それぞれの演出があると思うので、ぜひ音もチェックしてください」とおすすめ。
これに、日野氏は「フルオーケストラで、いわゆる円堂編も雲明編もすべて音楽を録り直しております」と告白し、「ゲームで見たシーンも、映像がバージョンアップしているところもありますし、かつ音楽も映画の7.1chで聞くと全然違うので、耳を澄ましてください」とおすすめすると、木間は「すごくないですか? 音にやられちゃうこと間違いなしですし、音でやられちゃって涙腺崩壊待ったなしな作品になっておりますので、ぜひ皆さん観ていただいて、感想を投稿していただけたらと思います」とお願いした。
そして、日野氏は「最後に、ネタバレルールについて。今日は後半、面白い展開が待っていて、最後のシーンをネタバレしていいかという話なんですが、基本的には自己判断にお任せします」と語り、「ただ1つだけ、楽しみに待っている人に、楽しみを残すくらいのネタバレにしていただければなと思います。簡単に言うと、特に規制はないんですが、後半が非常にぶっ飛んでいまして、やっぱり『イナズマイレブン』だったんだと言うラスト・シーンになっていると思います」と紹介。
続けて、関係者試写で「円堂編が泣ける」という感想が多かったことを明かし「円堂編が熱いんですよ。円堂守は伝説だったんだなって感じ……まっ、過去形ではないですけど(笑)」と苦笑すると、竹内は「聞きそびれた。なんか悪口言ってた?」と問いかけて笑わせ、日野氏が「今日は7割くらい竹内さんのセリフですから。これを枯らしていましたもんね」と明かすと、竹内は「これから観る方に対して、そういうのはいいんだよ! 楽しんでください!」と日野氏のコメントをまとめた。
さらに終盤には、日野氏は「挿入歌が3曲ほど入っているんですけど、全部新録なのでアピールしておきますね」と新情報を付け加え、「聞いたことがある曲だけど、新たなアレンジになっているみたいな」と胸を張ると、竹内は「自分でハードルめちゃくちゃ上げますよね(笑)。最高!」と声を弾ませた。
同イベントでは、2025年1月3日からTOKYO MXにて『イナズマイレブン 脅威の侵略者編』が放送されることが発表された。
公開表記
配給:イオンエンターテイメント
12月27日(金)より全国のイオンシネマ他にて公開
(オフィシャル素材提供)