鬼才・城定秀夫監督最新作。主演に深川麻衣、共演に若葉竜也を迎えた日本発・ヴィレッジ《狂宴》スリラー『嗤う蟲』(2025年1月24日[金]より、新宿バルト9ほか全国公開)から、深川麻衣×若葉竜也演じる夫婦を取り囲み、村全体で出産を祝福……どこか違和感を感じる本編映像と、阪元裕吾監督やYoutuberのりん田舎暮らしさんなどから到着した著名人コメントが解禁された。
スローライフで、笑顔溢れる理想の田舎移住。
しかしその楽園には決して抗えない禍禍しい“ムラの掟”があった――
気づけばあなたも抜け出せない、ヴィレッジ《狂宴》スリラー
空前の田舎暮らしブーム。コロナ禍によって急速に普及したテレワークを追い風に、過疎化が急速に進む地方自治体も、あの手この手と趣向を凝らして移住者を誘致している。しかし、憧れの田舎暮らしが、恐怖のどん底に堕ちてしまうことも。移住先で“村の掟”に縛られ、背いたものには常軌を逸した制裁が待つ「村八分」の恐怖。日本各地で起きた村八分事件をもとに、実際に存在する“村の掟”の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されている”村社会”の実態を暴くヴィレッジ《狂宴》スリラーがここに誕生した!
主演には「まんぷく」「青天を衝け」「特捜9」など数々のドラマや映画に出演している深川麻衣。共演に「アンメット ある脳外科医の日記」や『街の上で』『市子』などの話題作への出演が相次ぐ若葉竜也、そして松浦祐也、片岡礼子、中山功太、杉田かおる、田口トモロヲなど豪華キャストが脇を固める。脚本は、実際に起きた事件を描いた初長編『先生を流産させる会』が話題を呼び『許された子どもたち』『ミスミソウ』でも高評価を受けた、社会派作品に定評のある内藤瑛亮。
監督は、『性の劇薬』『女子高生に殺されたい』などを手掛け、『アルプススタンドのはしの方』で第42回ヨコハマ映画祭監督賞、第30回日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞するなど業界内外での評価が高い鬼才・城定秀夫。
「ありがっさま」「男の子でよかったのう」村全体で出産を祝福……
距離感の近さにどこか違和感を感じる本編映像解禁!
この度解禁された本編映像では、主人公・杏奈が出産したことで村人たちが集まり、お祝いをするシーンから始まる。「よう頑張ったね」と声をかけられ笑顔を見せる杏奈だったが、「おめでとう」ではなく「ありがっさま」という感謝の言葉を連呼され少し違和感を憶えつつ、祝福を受け入れる。自治会長の田久保が「男の子で良かったのう」と言うと、杏奈は戸惑いながらも赤ちゃんを田久保の妻・よしこに抱かせるが、赤ちゃんが次々と別の村人たちに渡され、不安は大きくなるばかり。「もう仕事始めたんだら? 家事手伝うに」、「頼ったほうがいいで」と言う村人に「在宅仕事なので大丈夫です」と断るが「赤ちゃんに何かあったら困るに」、「必要なもんは届けてあげるに」と畳みかけられ、田久保が「敦夫は麻宮村の子だもんで」と声を上げる。その勢いに圧倒され、断れない夫・輝道を見て、杏奈の表情はさらに曇っていく。本当に家に手伝いに来たよしこの存在により、杏奈の気持ちはますます重くなっていく様子が切り取られている。執拗に赤ちゃんを重宝する村人たちの本当の目的とは――。
どこか違和感を感じる村人たちの干渉が、田舎暮らしを夢見た夫婦の生活を蝕んでいく映画『嗤う蟲』は1月24日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開。
「現代ではあり得ないはずの恐ろしい掟の数々は全て実在します」著名人コメント到着!
また、一足先に本作を観た著名人総勢11名から絶賛コメントが到着した。阪元裕吾監督「仕上がり倒している田口トモロヲさんと杉田かおるさんが、関わりたくない村人そのものすぎて驚愕しました」や、りんの田舎暮らし「現代ではあり得ないはずの恐ろしい掟の数々は全て実在します」、沙さ綺ゆがみ「『嗤う蟲』は間違いなく今年最も恐ろしい映画の1本になるはずだ」など、“麻宮村”が日本のどこかに存在するのではないか、そんなリアルな人間関係・村社会の一面を描いた本作に絶賛のコメントが続出した。
絶賛コメント一覧
阪元裕吾/映画監督・脚本家
深川麻衣さんと若葉竜也さんという日本映画ファンからすると嬉しいコンビが再共演した舞台は、なんと狂気の因習村でした!
仕上がり倒している田口トモロヲさんと杉田かおるさんが、関わりたくない村人そのものすぎて驚愕しました。嫌な気持ちになりたい人はぜひ見てください。
二宮正明/漫画家
中盤からの怒涛の展開、気をつけろ田久保(田口トモロヲ)は怪物である!!
だがこの怪物には筋がある。私利私欲のためには動かない、あくまで村のために生きている!
そう、ここは限界集落……、時にはこんな男も必要なのかもしれない……。
山本直樹/漫画家
怖い映画です。村が怖い天気が怖い鎌が怖いカボチャが怖い杉田かおるが怖い。
田口トモロヲが一番怖い。
貴志祐介/作家
人懐っこさも、素朴な方言も、何もかもが神経に障り始めたときには、もう逃げられない。いろいろな意味で、決して近寄ってはいけない村がここにある。もしかしたら、こんな村、日本のどこかにあるんじゃないか?
りん/YouTube「りんの田舎暮らし」
田舎暮らしに潜む闇を描いたリアル怪奇映画!
近年の田舎暮らしブームは良い面ばかりが着目されますが、この作品では田舎の現実が浮き彫りになっています。
現代ではあり得ないはずの恐ろしい掟の数々は全て実在します。
主人公杏奈のラスト・シーンの表情であなたは何を思いますか?
人間食べ食べカエル/人喰いツイッタラー
片田舎特有の過干渉の匙加減が巧い! 徐々に村に染まる夫、取り残される妻。孤立する過程をごく自然に切り取る。田口トモロヲを始めとした役者陣の演技もくど過ぎず、程よい厭さを醸し出す。日常系村スリラーここに誕生!!
吉田悠軌/オカルト研究家
いや、すごくいい村なんだよ! みんな優しくて明るくて新しいことにも挑戦していて……すごくいい村なんだ、けど怖いんだ。天国みたいな共同体が、ふとしたキッカケひとつで地獄となる。現実もそうなのかもしれないな。
沙さ綺ゆがみ/ホラー漫画家
柔らかな陽光が紅葉混じりの山々と鉄紺色の日本家屋を照らす。完璧な冒頭10分の後、私たちは“村”が人間を捕食する一部始終を見る! 『嗤う蟲』は間違いなく今年最も恐ろしい映画の1本になるはずだ。
ミミカ・モーフ/ホラー映画紹介Vtuber
この村もうわやです
小規模コロニーでの洗脳と過疎化した村の闇
害虫が体を這うさまなどすごい嫌悪感
今年の初っ端から素晴らしい作品を本当にありがっさまです
ぜひ皆様今年最初の嗤い狂い初めをどうぞ
寺嶋夕賀/映画コラムニスト
この村の闇は極めて生々しく、故に強力。絡みつくような視線に気づいた時にはもう、我々は蜘蛛の巣にかかった蟲なのだ。全体主義に染まり怪しげに嗤う彼らに耐えられるか?
氏家譲寿/文筆・映画評論家
村八分なんて最悪なことだと思いますよ。
でも、小さなコミュニティには独裁が必要だと思っちゃうんですよね。
怖いけど染まっちゃえば、“みんな楽しそうだなぁ”……なぁんてね。
あれ? 僕、おかしなこと、言ってます?
公開表記
配給:ショウゲート
2025年1月24日(金) 新宿バルト9 ほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)