イベント・舞台挨拶アニメ

『野生の島のロズ』日本語吹替版完成披露試写会

© 2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

 登壇者:綾瀬はるか、柄本 佑、鈴木 福、いとうまい子、クリス・サンダース監督

 『シュレック』や『ボス・ベイビー』『ヒックとドラゴン』シリーズなど、数々の大ヒット・アニメーションを生み出してきたドリームワークス・アニメーションの新作『野生の島のロズ』の日本公開を前に完成披露試写会が都内で行なわれ、クリス・サンダース監督が来日。日本語版声優を務めた綾瀬はるか、柄本 佑、鈴木 福、いとうまい子らと舞台挨拶に出席し、作品についてクロストークを行った。

 本作は、ドリームワークス・アニメーションの30周年記念作品。ピーター・ブラウンの童話「野生のロボット」シリーズが原作。無人島に漂着した最新型ロボットのロズ(綾瀬)が、大自然の中で野生動物たちと共に生きて、島の危機を乗り越えていくさまが描かれる感動のストーリー。第82回ゴールデングローブ賞ではアニメ映画賞など4部門にノミネートされ、2025年アカデミー賞reg;へのノミネートも期待される。

 会場からの大きな拍手で迎えられたクリス監督は「自分のキャリアの中で、ここまで皆さんにお観せすることが嬉しい作品はありません。どうぞ楽しんでください!」と大きな笑顔で作品をアピールした。日本大好きだというクリス監督。今回は奥さんと一緒の来日であることも明かした。

 本作で、ロボット・ロズ(ROZZUM 7134)の日本語版声優を務めた綾瀬は「今日、監督が来日されて、ご一緒にご挨拶することが出来てとても嬉しいです。心の温まる作品なので、最後まで楽しんでください」と満員の客席に向かって笑顔で挨拶。

 アニメーション好きの柄本は「監督にお会いできて、めちゃくちゃ嬉しいです!」と大喜び。

 鈴木も「自分が声を入れる前から作品のファンになってしまって、監督に会えて、僕もすごく嬉しいです!」と大興奮。

 演じたロズについて、綾瀬は「ロボットなので感情がなく、プログラミングされたことしかしゃべらないのですが、ひな鳥と出合って育てることで、愛が芽生えて、感情が出てきて、母親のような気持ちになって、徐々にプログラミングされたことを越えた気持ちになっていきます。ロボットが成長して進化していく姿をどのように演じていくかというところが難しかったです」とアフレコを振り返った。

 作品を観た感想を聞かれた綾瀬は「日本語だと集中して映像に見入れるので、最初に(英語版で)観たときに気づかなかった、(きつねの)チャッカリの小さな手の動きやしっぽの動きや表情を鮮明に見ることができました。他の動物のキャラクターもそうですが――。なので、日本語版が一番泣きました!」と素直に打ち明けて会場に笑いを誘った。

 綾瀬は、ロズが、お調子者でずる賢く、臆病ものだが、ロズの相談相手として友情を育んでいくキツネのチャッカリ(柄本)と対話することが多かったことに触れ、「チャッカリがものすごく感情豊かで(アフレコが)楽しそうだなと思っていました」と分析する。

 柄本は綾瀬が演じたロズについて「ロズは心が芽生えてくるまではロボ・ロボ(ロボット・ロボット)しているのですが、心を得てからの変化は、観ていてとっても素敵でした」と綾瀬を称賛。それを聞いて綾瀬が、おもわず「サンキュー!」と感謝の言葉を返すと、柄本は「ユー・アー・ウェルカム!」と答え、そんな二人のやり取りに会場は笑いで包まれた。

 また、「作品にクリス監督のこだわりがたくさん感じられました」と感想を述べた柄本は「チャッカリの寂しがり屋で見栄っ張りなところが出せればいいなと演じました。英語と日本語のワード数を合わせるのに苦労しました」と話した。

 ロズに育てられ、立派に成長していく雁のキラリ役を務めた鈴木は「他のキャラクターたちを演じた皆さんの声が皆さん素敵でした。世界観がさらに広がった感じ」とコメント。

 いとうは声優に初挑戦したことを明かし、「映像も美しく、感動的で心温まる作品です。観終わった後に、心の中に温かいものが続いていきます。“肝っ玉母さん”の感じで演じました」と作品を熱くアピールした。いとうは、たくさんの子どもたちを逞しく育て、ロズをサポートするオポッサムの母親ピンクシッポ役を好演。

 ず―っと笑顔のクリス監督は「素晴らしい演技を見せてもらいました。キャラクターたちに息が吹き込まれました。感謝でいっぱいです。素晴らしいキャストたちに何度“ありがとう”を言っても足りません……」と、綾瀬たちに感謝だった。

 監督からキャスト一人ひとりへ、各キャラクターの直筆イラストがサプライズでプレゼントされる場面では、キャスト陣は「嬉しい! 最高!」「宝物にします!」などと大感激。綾瀬は「すごいですね。ビューティフォー!」と大喜びだった。

 フォトセッションではクリス監督が自撮りする場面も観られた。

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:東宝東和、ギャガ
 2025年2月7日(金) TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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