登壇者:大泉 洋、堤 真一、長尾謙杜
時は室町、“応仁の乱”前夜の京(みやこ)――。大飢饉と疫病の連鎖、路上に重なる無数の死骸。そんな混沌の世の中に風の如く現れ、巨大な権力に戦いを挑んだ者たちがいた……。蓮田兵衛(はすだ・ひょうえ)、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男。彼の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描いた『室町無頼』が現在絶賛公開中。10日からのIMAX先行上映を含めた累計成績は観客動員12万人、興行収入1億8,000万円を突破(1月20日時点)。本作を鑑賞した方からは、主演の大泉をはじめ各キャストらの渾身のアクション・シーンはもちろんのこと、巨大権力へと立ち向かった名もなき人々が立ち上がる胸アツのストーリーにドはまりする声でにぎわっている。
1月30日(木)に、倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人・兵衛を演じた大泉 洋、兵衛の悪友であり宿敵となる骨皮道賢役の堤 真一、兵衛の弟子として成長する才蔵役の長尾謙杜の【無頼三人衆】が公開御礼舞台挨拶に登壇! 劇中とはまた違った、笑いと信頼という絆で結ばれた大泉・堤・長尾の爆笑の舞台挨拶となった。
来場者全員プレゼントで配布された『室町無頼』特製ハリセンでの大音量の拍手で迎えられた大泉 洋、堤 真一、長尾謙杜の【無頼三人衆】。
公開から2週間ということで大泉が「今日は(何度も『室町無頼』を観ている)プロの皆さんがいらしていますから。皆さんは『何回、一揆していますか?』」と質問するとなんと、6回以上鑑賞しているという猛者もかなりいることが分かり、感激の表情を見せる3人。
そしてMCからバックパネルに記された『兵衛に国を作って欲しいと思った』『兵衛と才蔵の師弟の絆を思うともう終盤涙が止まらなかった』『私も傘連判状に血判を押したいっ!』といったたくさんの激アツコメントについて話題を振られると、感謝の気持ちを述べつつ大泉が「才蔵が誉められているところは黒く塗りつぶしていきます!」と長尾をいじり、堤は「『大泉 洋さんの殺陣も予想以上に板についていた』というのは、予想が低かったんだろうなあ(笑)」と茶化し大泉が「やかましい!」とツッコむなど、流れるようなテンポの良い掛け合いが繰り広げられた。
続いて、それぞれが考えた『室町無頼』の共感ポイントを、ハリセン拍手の大きさで測るトークコーナーに。まずは大泉の「大泉さんはいつもかっこいいけれど、おヒゲ姿も素敵だった!」、堤の「今も、兵衛のようなリーダーシップをとってほしい人がいる!」という問いかけに大きな拍手が起きた。
そして最年少の長尾が少し畏まりながら「長尾謙杜、カッコええやんって思った方!!」と声を張ると、より一層大きなハリセン拍手が。
それに対して大泉がすかさず「大泉 洋のほうがカッコいいと思う人!」と聞くと、明らかに拍手が少なめになり「すごく少なくなかったですか!? 主役ですよ!!」と荒れ始める大泉。
場の空気を変えるためにMCが「『室町無頼』が最高だった方!」と呼びかけると、再び大きな拍手が。大泉が「絶対に映画館で観たほうがいいと思う方!」「1回じゃなく、2回、3回観たほうがいいという方!」と続けると、更に拍手の音は大きくなるものの、最後に「大泉のほうが長尾よりカッコいいと思う方!」と叫ぶと一気に拍手がまばらになり、大泉は「よく聞いている! 勢いで叩かない!」と観客を褒め称えた。
最後に大泉が「時代劇等ジャンルは、なかなか中学生や高校生が『観に行こうぜ!』とはならない。でもどんな世代の方が観ても面白い。先日、家族でIMAXを観て、娘が才蔵の気持ちになって涙が止まらなかったと言っていました。『そうか、お前も才蔵派か……』と思いつつ、中学生の女の子が観ても面白いんだと思って嬉しかったです。日本の時代劇というものが、もう少し盛り上がるといいなと、映画界にいる人間としては思っています」と締めくくった。
本格時代劇アクションを支えた3人のキャストの絆と、観客のハリセン拍手でまさに劇場が一体化した舞台挨拶は大盛況の内に幕を閉じた。
公開表記
配給:東映
絶賛上映中!
(オフィシャル素材提供)