登壇者:吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、宮世琉弥、志田彩良、松井 奏(IMP.)、髙石あかり、堀未央奈、忍成修吾、英 勉監督
映画『遺書、公開。』公開初日舞台挨拶が都内で行われ、主演の吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)をはじめ、共演者の宮世琉球弥、松井 奏(IMP)、志田彩良、高石あかり、堀未央奈、忍成修吾とメガホンを取った英 勉監督が登壇して賑やかにクロストークを行った。
本作は、陽東太郎の『遺書、公開。』(ガンガンコミックスJOKER)が原作。私立灰嶺学園2年D組の担任と生徒24人、合計25名に自殺したクラスメートから“序列”が付けられた遺書が届くことで物語が展開していく衝撃のサスペンス・ミステリー。鈴木おさむが脚本を手掛け、『東京リベンジャーズ』シリーズ(21、23年)などの英勉監督がメガホンを取った。
死の真相に迫るためにクラスメートたちの前で自分の遺書を公開していく……。主演の吉野が序列19位の池永柊夜、宮世が16位の千蔭清一、志田が20位の廿日市くるみ、松井が2位の赤崎理人、高石が3位の御門凛奈、堀が1位の姫山 椿、忍成が10位の担任教師・甲斐原誠を演じた。
作品が公開初日を迎え、キャストたちは「皆さんにお会いできて嬉しいです」と喜びの笑顔で挨拶。主演の吉野は客席を見渡し、「ようやく公開されたんだなって……」と初日を実感。吉野は「1年くらい前に撮影して……」と話し始めるも、“作品”を“楽曲”と言い間違えてしまい、ドギマギ。他のキャストたちから突っ込みが入り、吉野は慌てて「MVじゃなくて、作品……」と言い間違いはさらに続き、しどろもどろに。会場からの励ましで「この作品から多くを感じ、共演者からは多くを学びました。25名の個性あるお芝居を観ていただけると嬉しいです。刺激的な作品になっています」と笑顔で伝えることができた。
劇中、クレイジーな役を演じた宮世は「大変だったのでは?」と問われ、「そんなことはないです。僕が演じた千蔭は、映画を観終わるとまともな人だと思われるのでは? ほかにクレイジーな方が多かったので……(笑)」と他の共演者たちに目をやる。
クールな役どころの志田は「監督からは不思議で可愛らしい女の子でと言われました。監督が見本を演じて見せてくれたのでそれを見習って演じました。歩き方とかも監督と相談しました」と話す。周りからは「その女の子を今、演じて見せて欲しい」とリクエストが英 勉監督に殺到し、監督をドギマギさせた。
「序列2位、赤崎理人役を演じました松井 奏です!」と元気に挨拶した松井は、映画初出演。「役者の方ってスゲェーと思いました。さっきまで普通にしゃべっていたのに『本番!』となると一気に空気が変わる感じがして、僕はその空気感にびっくりしました」と撮影現場を振り返る。また、初の舞台挨拶に登壇したことで、「自分も芸能人であることが実感できた」と目を輝かせ、テンションは上がりっぱなし。松井は撮影現場について話しているときに、撮影で使用されるカチンコをなぜか“カチャンコ”と言い間違え続け、英 勉監督も「もう“カチャンコでいいよ」という展開となり、会場は笑いに包まれた。
ボルテージをあげるのは大変だったのでは?と聞かれた高石は「刺激的な作品なのでどんな評価をいたたけるかドキドキします」と客席に問いかけた。また、「遺書を公開するシーンのリハーサルでは緊張して噛み噛みでした(苦笑)」と苦労を吐露したが、高石の迫力ある演技は見どころとなっている。
序列1位の椿役を演じた堀は「乃木坂46にいた時にセンターに抜擢されたことがありました。プレッシャーを感じましたが、その時の気持ちを感じながら椿役を演じました。原作を読んでいるときにも椿ちゃんに感情移入することができて、演じていても自分と重なる瞬間がたくさんありました」と話した。
生徒ではなく先生役を演じた忍成は「撮影は遺書を公開するシーンに向けて順撮りで行われましたが、みんなの集中力がすごかった。みんな仲もよくて、最近の子はすごいなと思いました」と若手キャストたちを称賛した。
英 勉監督は「主演は(吉野)北人くんだけれど、みんなが主役だ」とみんなに話していたことを明かし、「みんなギラギラしていたけれど、ギスギスはしていなかったね」と話した。
作品の内容にちなみ、共演者の本性を発表するコーナーでは、宮世が手を上げ、「吉野さんです。オフの日に『“みんなが大好きな夢の国”へ行く?』と奏を誘ってたんですよ。え? 俺、誘われてないんだけど……。俺も(吉野と)仲が良いと思っていたんですけど……。誘ってほしかったなぁ。本性出てんなぁ」と嘆きのエピソードを披露して愚痴る。
宮世からの猛抗議を受けて、吉野は「ごめんね」と謝り、「琉弥ってめちゃくちゃ忙しいんですよ。テレビ見るたびに琉弥が出ているから、この人休みないだろうな、という僕なりの気遣いですよ」と釈明。その後も痴話げんかのような展開になったが、結局は「みんなで行こう!」という話になり、会場は笑いに包まれた。
最後に吉野が「この映画を観ていただいて、少しでも心に響いてくれたらいいな……」とメッセージを送ってイベントは終了した。
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:松竹
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(オフィシャル素材提供)