
ハリウッド製作ドラマ「SHOGUN 将軍」で、ゴールデングローブ賞助演男優賞(テレビドラマ部門)を受賞し、国際派俳優として全世界が注目する浅野忠信が、伝説の写真家 深瀬昌久を演じる最新主演作、仏日西白合作映画『レイブンズ』(3月28日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国公開)。
2月22日はニャンニャンニャンで猫の日。猫を愛した深瀬昌久、浅野忠信と愛猫サスケとの日常をきりとった本編動画を2点解禁。
あわせて、WEB限定ビジュアル、本編の新スチール、深瀬作品で世界中で愛されている猫「サスケ」スチールも5点解禁された。
浅野忠信の涙をためた瞳が切ない WEB限定ビジュアルも解禁
本編動画は2点。アパートで自殺を試みるも愛猫サスケがめざとく察知、ジャンプで主人を救う<猫に救われる浅野忠信>編、愛猫サスケの愛らしい一瞬を撮影する微笑ましい<愛猫を撮る浅野忠信>編、猫愛に満ち溢れた浅野忠信の表情がシーンが切り取られた2点となっている。
クレイジーで大酒飲みのダメ男で孤高の人であり、一方で寂しがり屋で猫を愛したあたたかい人でもあった深瀬昌久を、浅野忠信がチャーミングに演じている。
猫に救われる浅野忠信編(neko1)
サスケを撮る浅野忠信編(neko2)
WEB限定ビジュアルは、深瀬昌久(浅野忠信)が元妻洋子(瀧内公美)に再会し、喜びもつかのま、再婚を告げられ、さらに今夫を紹介され、凍り付く場面、浅野忠信の恋焦がれうちくだかれる、涙をためた瞳が切なく心にしみる。マーク・ギル監督が最も好きなシーン。




深瀬昌久の名作、世界中で愛されるキジトラ猫「サスケ」作品写真も解禁
猫写真を象徴する1匹として世界中から愛され続けているキジトラ模様の「サスケ」シリーズ。
『深瀬は「私は猫目の高さで腹這いになってこの一年余り実によく写真を撮っていたので、なんだか猫になってしまった。私はみめうるわしい可愛い猫ではなく、猫の瞳に私を写しながら、その愛しさを撮りたかった」と言っていたくらい、無類の猫好きでした。生涯にわたってさまざまな猫を飼いました。その中でもサスケが有名です。洋子さんと別々の道を歩むと決めた翌年、深瀬はどうにも猫が飼いたくなり、知人の紹介で仔猫を譲り受けます。自宅まで連れて帰ると物怖じせずピョンピョンと飛び回ったことから、忍者・猿飛佐助のサスケを命名。どこへ行くにも連れ回り、写真に撮り収めました。そんなサスケも次第に寝てばかりに。そこで再び仔猫に譲りつけ、モモエと名づけました。』(トモ・コスガ(深瀬昌久アーカイブス創設者兼ディレクター)





森山大道らとニューヨークMoMA“New Japanese Photography”展(1974)で発表し絶賛を浴びた伝説の写真家深瀬昌久の78年にわたる波瀾万丈の人生を、実話とフィクションを織り交ぜて大胆に描いた。写真に憑りつかれた天才の狂気と、撮ることでしか愛しかたを知らなかった純粋さを、繊細かつワイルドに演じ浅野忠信の魅力が炸裂する。
深瀬の<最愛の妻であり最強の被写体>洋子役に、瀧内公美(『由宇子の天秤』『敵』、大河ドラマ「光る君へ」)。ミューズという古典的役割を軽々と飛び越え、美しく自由な圧倒的存在感で演じた。
古舘寛治、池松壮亮、高岡早紀ら実力派俳優が脇を固める。
「深瀬昌久1961-1991レトロスペクティブ」展(東京都写真美術館、2023)では、プライベートを晒しながら、狂気、被写体への愛、ユーモアが混在し唯一無二、その革新性で若い世代を魅了した。本作では深瀬の35㎜フィルム作品が多数登場し、見る者の心を揺さぶり、鷲掴みにする。
国際映画祭は、アメリカ・オースティン映画祭では観客賞受賞、そして東京国際映画祭、台北金馬映画祭に続き、レッドシー映画祭にも出品を果たし、全世界で高評価されている。
『レイブンズ』は、伝説の天才写真家 深瀬昌久の実話に着想を得た物語。Vestapol、Ark Entertainment、Minded Factory、Katsize Films、The Y House FilmsがTeamo Production HQ、Townhouse Media Filmworksと共同で製作した。
深瀬昌久とは?
1934年、北海道中川郡美深町生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。日本デザインセンターや河出書房新社などの勤務を経て、1968年に写真家として独立。1974年、アメリカ・MoMAで開催された歴史的な日本写真の展覧会「New Japanese Photography」への出展を皮切りに、これまで世界各国の展覧会に出展多数。1992年、転落事故で脳障害を負い、20年間の闘病の末、2012年没。享年78。
代表作『鴉』は日本写真の金字塔として世界的に高い評価を得ている。2014年に創設された深瀬昌久アーカイブスの働きにより、2024年現在までに世界6都市で8度の回顧展が開催され、11冊の写真集が世に送り出された。2018年、蘭・Foamにて美術館初となる回顧展「Private Scenes」を開催。その開催に合わせて、深瀬が40年間にわたって制作した作品群を編纂した作品集『Masahisa Fukase』(赤々舎より日本語版、Editions Xavier Barralより英語版及び仏語版)が刊行された。
https://masahisafukase.com/(外部サイト)
公開表記
配給:アークエンタテインメント
2025年3月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)