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イントロダクション
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』主人公のモデルにもなった実在したひとりの女性、リー・ミラーの情熱的で数奇な運命を映画化した『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』。
本作で描かれるのは、報道写真家として戦争の最前線を駆け抜け、20世紀を代表する報道写真家となり、その名を歴史に刻んだリー・ミラーの人生。マン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら時の天才たちを魅了してきた輝きは写真家へと転身してからも光りを放ち、凄まじい情熱とエネルギーで戦場へ赴く写真家となった。彼女が写し出す写真には、唯一無二の芸術的センスに加え、人間が持つ脆さと残酷さの両方が刻みこまれ、今もなお、人々を惹きつける歴史的記録として真実を伝えている。
本作の製作総指揮でもあり、主演としてリー・ミラー役を務めたケイト・ウィンスレットは、20世紀の男性社会に飛び込み、使命を持って写真を撮り続けたリー・ミラーの人生に深く感銘を受け映画化を熱望。8年以上の歳月をかけ、偉大な写真家リー・ミラーの知られざる人生がついに映画化された。監督は、本作が長編映画監督デビューとなるエレン・クラス。ケイトは、「リーがどのような人物で、戦争写真を撮るという経験が彼女をどう変えたのか、ありのままの真実を伝えたい」と、多数の賞を受賞している著名な撮影監督でもあり、彼女が撮影監督を務めた『エターナル・サンシャイン』以降、親交のあったエレンを本作の監督に抜擢。さらに、マリオン・コティヤール、アンドレア・ライズボロー、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルドなどケイト自らキャスティングした豪華俳優陣が脇を固め、男性優位の社会の中で大きな犠牲を払いながら、信念を貫いたたくましい女性の姿を鮮やかに映し出した。また、今年度の第82回ゴールデングローブ賞、第78回英国アカデミー賞などで数々の賞レースでノミネートされており、英国国内外から高い評価と注目を集めた本作が待望の日本公開となる。
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ストーリー
「傷にはいろいろある。見える傷だけじゃない」
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアート・ディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。
だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。
(原題:LEE、2023年、イギリス、上映時間:116分)
キャスト&スタッフ
監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン
ギャラリー
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予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
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公開表記
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
5月9日(金)より日本公開
(オフィシャル素材提供)