
登壇者:矢口史靖(監督)、アヤ人形
代表作『コンフィデンスマンJP』シリーズや近作『スオミの話をしよう』も記憶に新しい日本を代表するトップ俳優・長澤まさみが、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』など多くのエンタメ映画を世に送り出してきた矢口史靖監督とタッグを組み、主演を務める映画『ドールハウス』が6月13日(金)に公開となる。
かつてないほどの“ゾクゾク”する戦慄を予感させる映像や豪華なキャスト陣で話題沸騰中の本作は、2月28日からポルトガル第二の都市・ポルトで毎年開催されており、シッチェス国際映画祭やブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭と並び世界三大ファンタスティック映画祭の一つに数えられるポルト国際映画祭で国内に先駆けて上映と舞台挨拶を華々しく実施した! ポルト国際映画祭は、1981年に始まり、ファンタジーやSFなどのジャンル映画に特化した国際映画祭であり、本作はファンタジー長編部門のコンペティション及びオリエントエクスプレス部門での選出となった。過去には清水 崇監督の『樹海村』(2021)、紀里谷和明監督の『世界の終わりから』(2024)が映画祭の最高賞にあたる最優秀作品賞を受賞しており、2024年に『変な家』が審査員特別賞を受賞しているなど日本映画が常に高い評価を得ており、本作の受賞にも期待がかかる!
現地で行われた舞台挨拶には、矢口史靖監督と劇中で愛らしい人形ながらも長澤まさみ演じる主人公の家族を翻弄していく謎の人形“アヤ”が参加。舞台挨拶に先駆けて矢口監督は「日本のお客さんより前に海外のお客さんに観てもらうということで、僕のことも知らない人たちの純粋な反応が見られるのがとても楽しみ」と意気込みを語った。350人収容の歴史ある会場は満席に埋まり観客の熱気に包まれるなか監督とアヤ人形が登壇すると、拍手喝采と共にアヤ人形の可愛らしいがどこかゾクゾクする顔立ちにどよめきも起こった。矢口監督は「映画はこの人形にまつわる不思議な物語になっています。この可愛い人形“アヤ”の活躍を楽しんでください」と挨拶し、アヤ人形と共に映画をアピールした。さらにここで、残念ながら現地での参加は叶わなかった主演の長澤まさみからのメッセージ動画が届いていることがサプライズ発表され、拍手と共に息をのむ観客たち。映像では長澤がアヤ人形を抱きながら「Boa noite. Sou Masami Nagasawa.(こんばんは、長澤まさみです)歴史あるポルト映画祭に『ドールハウス』を招待していただき誠にありがとうございます。とても光栄に思っております。ポルトガルはリスボンに行ったことがあるのですが、ポルトには行ったことがないのでいつかぜひ訪れてみたいです。ポルトの皆さんも『ドールハウス』を観て、ゾクゾク、ワクワクしてください。Espero que gostem do filme. (映画を楽しんでください) Ciao!(またね)」とメッセージを寄せ、会場には割れんばかりの拍手と歓声が巻き起こり上映開始となった。

本編上映中も所々で驚きの声があがり、時には笑い声も上がり、息もつかせぬストーリー展開に見入っていたポルトの観客たち。エンドロールが流れると共に拍手が起こり、終了後はスタンディングオベーションが5分巻き起こった。客席から一緒に上映を観ていた監督も人形を抱き上げ、ポルトの観客の反応に喜びの表情を見せた。

上映終了後、ロビーに監督とアヤ人形が現れると、興奮冷めやらぬ様子の観客たちが一緒に写真を撮るために長蛇の列を作った。監督も最後まで一人ひとりと言葉を交わし、上映後ということも相まって間近でみるアヤ人形の迫力に多くの観客が魅了されており、一緒に写真を撮るなど大盛り上がりだった。日本での公開に先駆けて作品を観たポルトの観客からは、「マサミは素晴らしかった。大好きです!」、「とってもかわいい!」、「映画が面白くてみんなにお勧め!」など、“ゾクゾク”のドール・ミステリーとしての本作を絶賛する声や、主演の長澤まさみのこれまで見たことがない表情や演技、アヤ人形の魅力など、あらゆる角度から本作を楽しんだ様子の感想が飛び出した。矢口監督も今回の映画祭への参加を振り返って、矢口「あんなに絶叫してもらえると思わなくて感無量です。観終わって出てきたお客さんから『あんな結末なると思わなかった!』と言われたのが本当に嬉しかったです! お客さんを最後まで引きずり込むのに成功したのかなと思います」と喜びを語った。

映画祭の各部門の優秀作品賞は、日本時間3月9日(日)に発表予定。日本に先駆けて世界を“ゾクゾク”させはじめた『ドールハウス』。受賞となるかぜひご期待いただきたい!
公開表記
配給:東宝
2025年6月13日(金) 全国東宝系にて公開
(オフィシャル素材提供)