
邦画のみならず、話題の韓国作品も輩出している、KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス配給で、韓国の大ヒット映画『オオカミ狩り(늑대사냥)』制作会社が贈る、問題作『デビルズ・ゲーム』が絶賛公開中。
主演には可憐な女装も話題になったドラマ「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」(19)や寡黙な犯罪者を演じた『オオカミ狩り』(22)など、カメレオン俳優の異名を持つチャン・ドンユン。普段は誠実な役柄が多いが、本作では本格的な悪役に初挑戦する。これまでの爽やかイメージを脱ぎ捨て、ボザボサなパーマヘアとポップでワイルドなファッションで、残酷で狂気じみたシリアル・キラー、ジニョクへと変貌。
一方、手段を選ばない刑事・ジェファンにはドラマ「元カレは天才詐欺師~38 師機動隊~」(16)や『狼たちの墓標』(21)など、コメディからノワールまでジャンルを問わない実力派俳優オ・デファン。これまで演じてきた刑事役のコミカルなイメージを払拭。
そんな2人が一人二役を演じて引き起こした化学反応は、まさに本作の見どころだ。
この度、映画『オオカミ狩り』の制作会社と鬼才のキャスト・スタッフがタッグを組んだ、映画『デビルズ・ゲーム』メイキング写真が公開!
本作は生死をかけた海上監獄バトルロイヤルの強烈すぎる残酷描写によって、韓国ではR18+指定となった『オオカミ狩り』(日本では R15+)を生んだ、ザ・コンテンツオンが制作を担当。これまで『隣人-The Neighbors-』『リバイバル 妻は二度殺される』などの良作スリラーも手掛けてきたプロデューサーの最新作となった本作では、一流のスタッフが総力を結集している。躍動的なカメラの動きと冷ややかな視線で捉えた撮影には、『代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』『サイコキネシス -念力-』のチェ・ジョンソク。光と色の調節により、スリラー映画に独自の感性を加えた照明は、『ミッドナイト・ランナー』『神と共に』シリーズのイ・ジュンホが担当。また、美術監督には『オオカミ狩り』のイ・ジョンウ、アクション監督には『チング 永遠の絆』『パイレーツ』のコ・ヒョンウンと、彼らが作品の完成度を極限まで引き上げたことで、映画『デビルズ・ゲーム』はスリルと衝撃もネクスト・レベルに達したといえる。
そんな彼らとタッグを組んだのは、『パイレーツ』『母なる復讐』などで助監督を務め、本作が長編デビューとなり、今韓国で鬼才と評価されているキム・ジェフン監督。本作は限界まで燃え盛るビジュアルを作り出すため、カメラワーク、照明、色味、そして音楽などまでこだわりを魅せている。スリラーというジャンルの特性上、継続してダークな印象を持つ作品にあえて色彩な光を加え、洗練されたムードを演出。ガイコツの色鮮やかなボディペイントで登場する殺人鬼集団のシーンのブラック・ライトを駆使したオープニングは監督のアイデアによるもの。さらに、リアル感溢れる雰囲気を持つロケ地にも重点を置き、ターミナル駅として知られる龍山駅や廃校、クラブ、病院、警察署、市場など、空間ひとつひとつを重複しない色味と質感で表現。また、龍山駅付近のシーンは、ソウル駅のホームレスたちが実際に路上生活している場所でも撮影されている。本作1番のポイントと言っても過言ではないのが、鼓膜に刺さる音楽。ジニョクと一味たちが殺人を犯すたびに流れるヒップホップ音楽や電子音楽からクラシカルなオーケストラまで多様なジャンルの音楽を使用。緊迫した追撃戦や張り詰めた心理戦のときに流れる強烈な旋律まで、彼らの精神を混迷し、陶酔させ、奇怪な雰囲気を醸し出すことで、忘れられないシーンが誕生した。このようにして、多くの観客の目を引く強烈なイメージを与えている。
忘れてはいけないのが、今回サイコパス殺人鬼を演じたチャン・ドンユンと熱血刑事役のオ・デファン。2人も初めて挑戦した魂が入れ替わる役柄には頭を悩ませながらも、話し合いを重ねて演じるプランを練ったという。オ・デファンは演じるに当たり、「体が変わるのだからお互いのトーン(雰囲気)を真似するべきか?」と悩みましたが、真似するというよりは「私がジェファンなら? 私が本当のジニョクだったらどうだろうか」という発想から演技をしていこうと話し、「べストを尽くして撮影しました」とドンユンや監督と撮影中に何度も話し合いを重ねて挑んだと語った。“家族が人質に取られたサイコパス殺人鬼の身体を持つ刑事”として、そして“刑事の身体を手に入れたサイコパス殺人鬼”として見事に演じ、さらにその先“サイコパス殺人鬼の身体を持つ刑事だと洗脳された殺人鬼”、“刑事の身体を手に入れたサイコパス殺人鬼だと偽って全てを操っていた刑事”を演じるという、物語が進むにつれ彼らの役柄も複雑になっていくが、彼らの演技力を持ってこそこの設定が成立したのだ。







更に、犯罪心理学者・出口保行から応援コメント到着!
本作を鑑賞した、東京未来大学副学長で犯罪心理学者の出口保行は「「確証バイアス」という罠。人には「思い込み」があります。これが時として判断を狂わせる。本作は最後まで視聴者を困惑させ続けます。思い込みを二転三転させることで一層深い闇に引きずりこみます。」と劇中の入れ替わりトリックの真相部分を犯罪心理学者の視点でコメントしている。
監督は公開にあたり「2人の頭脳戦の面白さを堪能するためにも、前半の伏線を見逃さないように!」と語っており、2人が入れ替わった後に拡張する劇的な事件を描くことで、従来のスリラーとは異なる奇抜かつ挑戦的な一作が誕生した。ラストには鳥肌の立つドンデン返しも用意している本作。ぜひ劇場でご覧いただきたい。
コメント
出口保行(犯罪心理学者)
「確証バイアス」という罠。
人には「思い込み」があります。これが時として判断を狂わせる。
本作は最後まで視聴者を困惑させ続けます。思い込みを二転三転させることで一層深い闇に引きずりこみます。
公開表記
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
全国公開中
(オフィシャル素材提供)