イベント・舞台挨拶

『STEP OUT にーにーのニライカナイ』公開記念舞台挨拶

©「STEP OUT」製作委員会

 登壇者:仲間由紀恵、橘ケンチ(EXILE)、堤 幸彦監督

 堤 幸彦監督×仲間由紀恵、10年ぶりの再タッグ映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』がついに公開! 3月16日には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、主演の仲間由紀恵、共演の橘ケンチ(EXILE)、そして堤 幸彦監督が登壇した。

 満員御礼の中、迎えた念願の全国公開。仲間は「早く全国の皆さんに観ていただきたいと思っておりましたので、こうやって今日お会いできることを楽しみにしておりました」と満面の笑み。全国公開に先んじて沖縄で子役のSoul、又吉伶音と共に舞台挨拶を行っており、「(沖縄の)会場には沖縄愛・地元愛が充満していました。Soul君と又吉伶音さんに久々にお会いしたら、二人ともすごく大きくなっていて。本当に母親のように『頑張ってね!』という気持ちになりました」と目を細めていた。

 橘は「全編沖縄ロケで沖縄の魅力が詰まった作品。僕もこの映画をきっかけに沖縄関連の仕事が増えてきました」と嬉しそう。20代の頃から沖縄に通っていたという堤監督は「ここまで自然な形で作品とストーリーを作ったのは初めての経験」としみじみしながら、「今日は映画上映後だから犯人が誰かを言っても大丈夫だよね!?」とボケると、長い付き合いの仲間は「犯人とか出るような映画ではありません」とすかさずツッコんでいた。

 そんな仲間と堤監督は、映画では2015年に公開された『天空の蜂』以来、10年ぶりのタッグ。仲間はこれまでを振り返り、「私に対しては過去に相当な無茶ぶりがありました。爆発するとか、海に入るとか……」と思い出すと、堤監督は「それは過去の作品ね! 今日は違う作品なので、それは置いておきましょう」と苦笑いで、仲間は「違う作品でしたね。今回は真面目な作品なので大丈夫でした」とニヤリとしていた。

 改めて仲間は今回の撮影について、「信頼を置いている監督ですから、現場に行く不安はなくて、撮影もテンポよく進んでいきました。堤監督は撮りたいものややって欲しいものを私たちに明確に伝えてくださるので、現場はただただ沖縄の空気を楽しみながらとても順調に進みました」と手応え。堤監督から「仲間さんからの差し入れがすごかった」と言われた仲間が「地元の私が好きだったものを皆さんと共有したくて」と解説を始めるも、堤監督は「仲間さんからの差し入れは毎日あって、撮影日数よりも多かった」とオーバーに表現して、仲間を爆笑させていた。

 そんな仲間の俳優としての魅力について堤監督は「沖縄ご出身の方の持つ魅力、地に足の着いた感じは、演技なんだけれど自分の中のDNAにあることなのか、それを役として出してもらってありがたかった。改めて今回の役柄を仲間さんに演じてもらって良かったとしみじみ思いました」と最敬礼。この言葉に仲間も嬉しそうに頭を下げて、「沖縄が好きだという堤監督の純粋な気持ちを持って今回ご一緒出来たのは本当にありがたい環境でした」としみじみしていた。

 また、『ニライカナイ(沖縄で“理想郷”の意味)」というサブタイトルにちなんで、それぞれの理想郷を発表。仲間は「子育てをしながら変わらずお仕事をさせていただいているこの状況や環境が、幸せな場所なのではないかと思っています。周りの方の助けと支えがなければこのようにお仕事をすることは出来ませんので、今ここが私にとっての一番のニライカナイなのではないかと思います」と実感を込めていた。一方、橘は「リハーサルスタジオ」と言い、「週5、6はリハーサル・スタジオで練習していて、そこから僕らのエンターテインメントは生まれているので、そういった意味では僕の原点であり理想郷」と説明。堤監督は「まさに今ここ!」と満員の映画館がニライカナイだと話していた。

 さらに、タイトル『STEP OUT』が「一歩を踏み出す」という意味であることから、今まさに卒業シーズンで一歩踏み出す人たちに向けて登壇者がアドバイスを送った。堤監督は「あまり深く考えずに生きろ」という意味を込めて「テイク・イット・イージー」。仲間は「ご飯」と言い、「私も20代・30代の頃は仕事が忙しくて眠れない大変な時もあったけれど、広い視野と余裕を持って周りを見れば助けてくれる人たちはいます。その人たちの存在を感じることができれば、自分だけではないと思える。そのためにはご飯を食べて元気を出してパワーをつけて気持ちに余裕を持つことが良いと思います」と理由を解説した。橘は「一歩ずつ前進」といい「ピンチの時こそ一歩ずつ前進。それを継続することが大切」と自身の体験からくる実感を込めていた。

 最後に仲間は「私にも夢がありました。沖縄出身の私が沖縄を舞台にした映画に出てみたいと。それが今回、堤監督のおかげで叶うことが出来ました。この映画を観て、自分らしいミライカナイ、将来に向かって明るく前向きに考えていただくきっかけになれば嬉しいです。気に入っていただけましたら、また劇場に足を運んでください」と満員の客席に向けて呼び掛けていた。

公開表記

 配給:ギャガ
 新宿ピカデリー他にて全国公開中

(オフィシャル素材提供)

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