
登壇者:永野芽郁、大泉 洋、見上 愛、畑 芽育、鈴木 仁、森 愁斗(BUDDiiS)、関 和亮監督
映画『かくかくしかじか』の高校プレミアイベントが東京・宝仙学園高等学校にて行われ、主要キャストの永野芽郁、大泉 洋、見上 愛、畑 芽育、鈴木 仁、森 愁斗(BUDDiiS)とメガホンを取った関 和亮監督がイベントに参加して、高校生たちから熱烈歓迎を受けた。

本作は、マンガ大賞2015を受賞した、人気漫画家・東村アキコの自伝的作品の映画化。マンガ家を夢見る高校生・林明子(永野)と最恐の絵画教師・日高健三(大泉)による“9年間の闘いの記録”――人生を変えた恩師との出会いと別れが描かれる。
最初に行われたサウンドバイツでレッドカーペットに登場したキャストたち。生徒たちと直接言葉を交わしたり、高校生からのサインに応じたり、サイン入りのカラーボールを投げるなどのサービスも行われた。



その後のフォトセッションで大泉は高校生たちからの歓声のあまりの大きさにずっと大爆笑。「感謝しかありません」と笑いが止まらない。

学生たちは前日に映画を鑑賞しており、主人公の林 明子を演じた永野が「映画を観ていただいたんですよね? どうでしたか?」と問いかけると、約530人の高校生から「ギャ~!!」という歓声が上がり、永野は「朝から盛り上げてくれてありがとう! 皆さんの元気で一瞬で眠気が覚めました」と微笑みで感謝を伝えた。他のキャストたちも「皆さんからパワーをもらいました」と満面の笑み。

永野と大泉は親子役で共演経験(『こんにちは、母さん』2023)あり。永野が大泉の印象を「前回は共演日数が少なかったのですが、今回はがっつりご一緒でした。心強いし、面白いし、楽しくて、最高でした!」と、がっつり笑顔。「おいしい食事もごちそうになりました。現場から2時間かけてお鍋屋さんにも連れて行ってくれたんです」と感謝だった。

大泉は永野について「役者としてのすごさを目の当たりにしました。今回迫力に満ちた演技で、僕自身気合いを入れて日高先生でいないと、のみ込まれると思いました」と述懐。

関監督は二人の共演に大満足の様子で「和気あいあいとした雰囲気ですが、リハーサルが始まると一気に緊張感に包まれる……。お2人ともプロだなぁ~って」と感心しきりだった。

作品について話が及ぶと、明子のクラスメイト・北見役を演じた見上は「ワイヤーを使ったコミカルなシーンもあれば、竹刀で気迫を見せる場面もあったり。皆さんの切り替えがすごくて『ついて行きます!』という気持ちでした。ワイヤーの引きずられていくところが好きです」とお気に入りの場面を明かす。

絵画教室の後輩・佐藤役を演じた畑は、原作のファンであることを明かし「キャスティングが天才。一観客として感動しました」と興奮が止まらない。

明子に勧められて絵画教室に通うようになるヤンキー・今ちゃん役を演じた鈴木は「撮影初日から大泉さんとゼロ距離のにらみ合い。そこで吹っ切れました」と手ごたえがっつりの様子。

デスマスク・シーンのある森は「個人的に楽しい撮影でした。なかなか経験できないことなので」と特殊な出来事を楽しんだ様子。

作品を観た高校生たちからの感想も紹介され、会場は大盛り上がり。永野は生徒たちからの「感動しました」の感想に、「感想ありがとう。皆さんの心に響いたと思うと、光栄です」と感謝だった。
学生時代の思い出を聞かれた永野は「ずっとこのお仕事をしていたので、学校に全日で通うのは難しくなって、最後に仲いい友達がみんな寄せ書きをくれて、窓からお見送りしてくれたのを今でもずっと覚えてます」と懐かしそうに話した。

最後に大泉は、会場に向かって「朝から集まってくれてありがとう。オジサン、元気をもらえました。たくさんの方に観て欲しい映画です」。永野は「人生を変えてくれた人とか、ターニング・ポイントになるきっかけをくれた人とか、そういう人たちはすぐに頭に浮かぶんですね。映画を観終わった後、その人たちにありがとうってメールしました。皆さん、学生生活をどうか楽しんでください!」とメッセージを送った。

(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:ワーナー・ブラザース映画
2025年5月16日(金) 公開