【登壇者】Ｗ主演：森 香澄＆柏木 悠（超特急）、共演：鈴木康介
ドラマ特区『年下童貞くんに翻弄されてます』（４月24日よりMBSドラマ特区枠で放送）の第１話先行上映会＆トークイベントが４月19日(土)、東京・池袋のTheater Mixaで行われ、ダブル主演の森 香澄、柏木 悠（超特急）、共演の鈴木康介が出席した。
本作は、過去のトラウマのせいで本気で恋愛ができずにいた、性に奔放なオトナ女子・今井花恋（森）が、恋愛経験ゼロの年下チェリーボーイくん・堂前帝都（柏木）に出会い、次第に翻弄されていく姿を描くハートフルなラブ・コメディ。
本作のオファーを受けた際の心境を尋ねられると、森は「最初にタイトルを聞いたときはびっくりだったんですけど、原作を読ませていただいたら、かなりピュアでハートフルなラブ・コメディでしたし、花恋という役柄がすごく魅力的だったので、演じるのが楽しみだなと思っていました」と声を弾ませ、柏木は「（森が）おっしゃっていた通りタイトルにはびっくりしたんですけど、いろいろな方にも当てはまりそうな気がしました。原作を読んでめちゃくちゃ面白いなと思いましたし、自分が帝都を演じられるというのはすごくうれしかったです」と回顧。
花恋のセフレ・白幡優斗を演じる鈴木は「最初は優斗目線で脚本を読ませていただいたんですけど、話が進むにつれて２人を応援していて、帝都目線で読んじゃっていて、たまに優斗が横槍を入れてくるんですけど、“邪魔すんなよ！”って視聴者目線で読んでいて、“あっ、俺、優斗だ”って思ったりして、この作品に出たいなと思って即答しました」と打ち明けた。
また、自身が演じるキャラクターの印象を聞かれると、森は「花恋はだいぶ奔放で、恋愛に対しても軽い関係をしてしまっている面があるんですけど、それは過去にトラウマがあったり、花恋が抱えているものがあって、それを隠すための鎧みたいな部分なので、それは森 香澄とも重なる部分があるなと思って演じています。バラエティのキャラクターでイヤイヤ言われることもあるので(笑)、重なる部分がありました」と告白。
柏木は「第一印象は冷たくて寡黙な人だなと思っていたんですけど、優しさがゆえに出てしまう行動だと思って読んでいて、根は優しいんだなと思いまして、自分自身優しいですし……」と自画自賛して観客をクスクスと笑わせ、「僕は寡黙ではないので、そういうところは重ならないなと思ったんですけど、僕も理系なので、そこはドンピシャに当てはまりました」とコメントした。
鈴木は「優斗をひと言で表すと“ハイスペックチャラ男”なんですけど、個人的にはただのチャラ男としては演じたくなくて、どこか魅力的でちょっと危ない沼にハマってしまうような男性像を作れたらいいなと思っています。初めてこんなにも役に共感できなかったんですけど、嫉妬したり、プライドが高かったり、そういう優斗なりのかわいらしい部分も見つけることができたので、噛めば噛むほど面白い役なのかなと感じましたね」と語った。
加えて、演じていて難しいと思った点について、森は「花恋はいろんな表情をするんですね。男の人を翻弄してやるというあざとい表情もあるし、帝都に向けたピュアな表情もあるし、優斗に向けた大人な表情もあって、しかもカメラに向かって視聴者さんに語りかけるシーンもあって、目線がめちゃくちゃ多くて、それぞれに対しての顔があるので、それを使い分けるのがすごく大変ですし、それを一連で撮ったりするので、切り替えが大変ですね」と吐露し、あざとく見せる秘訣を追求されると「顔の前に手があったらいいんじゃないですか(笑)」と照れ笑いを浮かべた。
続けて、柏木も「僕も回想の帝都とリアルな帝都を一連で取っていたので、切り替えが早くて一瞬なので、それは緊張したというか、一気に切り替えるのが難しかったですね」と森に共感し、劇中では花恋からのアプローチに全然響かない役どころだが「（感情を）ゼロにしたほうが簡単というか、受け切らないようにしているだけです。申し訳ないですけど役なのでね。でもカットがかかったら感心します」とにっこり。これに、森は「『カット！』ってなった瞬間に『すごいっすね』『よくできますね』って。めっちゃ失礼ですよね(笑)」と仲睦まじいやりとりを見せた。
同じ質問に、鈴木は１話での花恋とのラブ・シーンがクランクインだったそうで「『はじめまして、鈴木康介です。失礼します』みたいな感じだったので、めっちゃ緊張しました。インティマシー・コーディネーターさんと３人でたくさん話し合いながら、どうしたらきれいに見えるかなと話し合ってできたので、緊張はしていたんですけど、いい感じになっていましたか？」と１話を鑑賞した観客に投げかけ、大きな拍手を浴びると「よかった」と胸をなで下ろした。加えて、ハグの仕方が難しかったそうで「監督から『子犬ちゃんみたいだから、オオカミみたいな感じで』って言われて、子犬からオオカミになるのがめっちゃ難しかったですね」と明かした。
現在、撮影は終盤に差し掛かっているそうだが、共演キャストの第一印象や撮影時のエピソードを尋ねられると、柏木について森は「第一印象は静かな子でした(笑)。居酒屋のシーンだったんですけど、端っこの席でずっと１人で下を向いていて、台詞とかを頭に入れているのかなとか、集中される方なのかなと思ったので、あまり話しかけないようにしていたんですけど、カレーこぼし事件があって(笑)」と振り返り、カレーこぼし事件について追求されると、柏木は、白いパーカーを着てカレーを食べるシーンで、パーカーのヒモをカレーに“ディップ”したことを明かし「それがビヨーン、ベチャってなって、（パーカーを）脱いで、めちゃくちゃ謝りました。役に入り込みたくて寡黙キャラでいこうとしていたんですけど、カレーのせいで（自分を）曝け出さなくちゃいけなくなっちゃって、けっこうな人数の方に僕の肌着姿を見られて、もうどうでもいいやと思って、そこからこういう感じになりました」と苦笑した。
そして、鈴木の第一印象について森は「同じシーンがお酒を飲んだり、大人っぽい仕草をするシーンが多くて、手慣れた感じでやっていらっしゃったから、すごく大人っぽい方なんだなと思ったら、小さい声で『めっちゃ緊張しています』って言ってきて、すごく緊張しいな方でした」と打ち明け、鈴木は「今もヤバいです」と声を震わせた。
一方、森の第一印象について柏木は「自分も緊張していたので、緊張がほぐれるようなことを言ってくださる優しい方だなと思っていたんですけど、いつの間にか抜けているというか、ちょっとイジれるなと思いまして」といい、森が「（年齢が）10個も違うんですよ」と苦笑するのを横目に、柏木は「でもそんなもんですよね、世の中。自分の立ち位置を面白いふうにやってくださるのですごく助かりました」と感謝。
鈴木の印象について柏木は「この間、初めてお会いしたんですけど、“なんだこの高身長イケメンは”とドキマギしまして、話すとすごく優しくて雰囲気がまろやかなので、吸い込まれるというか、マジでかっこいいなと思いました」と目を輝かせた。
そして、森の印象について鈴木は「『緊張する』って言っていると、絶対に拾ってくれて『大丈夫だよ』って感じで言ってくれて、それを聞くと救われるので、それを録音したいくらいです(笑)。先生のような（頼りがいのある）人です」と答え、柏木については「かわいくて食べちゃいたいくらいです」とコメントすると、森は「待って、BL？」と突っ込んで観客を笑わせ、柏木の服がおしゃれでチェックしていることを明かすと、柏木は「僕は本当におしゃれに疎いんですよ。（超特急の）メンバーからの貰いもので生活をしているので、そういうことを言われると恥ずかしいです」と赤面した。
さらに、タイトルにちなみ、撮影中に共演者に翻弄されたエピソードを聞かれると、森は“変顔に翻弄されてます”と答え「帝都なんですけど、お芝居をされているイメージだったので、こんなに変顔する方とは思っていなくて、私の中に耐性がついていなかったです」といい、柏木の後ろ姿越しに森の撮影をする際に、変顔をしてくるそうで、「私は笑わないように演技をしないといけないので本当に大変です。変顔のクオリティが高くて……」とクレーム。柏木は「スタッフさんに同じ熊本出身の方がいて、その方と盛り上がっていて、その方といるとふざけちゃうというか、リラックスしちゃうので、素の自分が出ちゃうんですよ。そのままのノリで僕にカメラが向いてないならいいかと思っちゃって、たまにやっちゃうときがあります」と理由を明かした。
そんな柏木は“高身長イケメンに翻弄されてます”と答え「康介くんなんですけど、話していても吸い込まれるというか、魅力がめちゃくちゃあるなと思っていて、今日で３回目ましてなんですけど、翻弄されちゃってるなって。昨日もパーカーのフードを被っている姿がめっちゃかっこよかったです」と頬を緩め、鈴木は“楽しそうな姿に翻弄されてます”と答え、「森さんはクールな方なのかなという印象だったんですけど、僕以外のシーンだとすごく楽しそうな声が聞こえてきて、こんなに笑ってる姿、見たことがないと思って、嫌われているのかなって……」と嘆くと、森は「シーンによってテンションを変えているし、優斗とのシーンは怒りとか悲しみが多かったり、デリケートなシーンなので、ベッドでぴょんぴょんしている場合じゃないじゃないですか(笑)。だからそういうふうになっているだけです」と必死に弁解した。
イベントでは、４つのシチュエーションのお題から１つをくじ引きで選び、あざとい答えをする“あざとテク対決”が行われ、観客からの拍手の量で勝敗を決める際に、柏木だけ一切、拍手が起こらず会場が静寂に包まれると「ちょっと待って……。ファンクラブの人いるよね……。スタンディングオベーションしようよ、君らは！」と声を荒らげつつ、「（空気を）分かってますよね。やっぱ俺のファンですね」と舌を巻いた。そして、柏木が後日SNSにアップされる罰ゲームを行うことが決定すると、森は「イベントが始まる前の打ち合わせで、帝都さんが『罰ゲームはエグいほうがいいっす』って言っていました」と暴露し、柏木は「ヤバい……。ヤバすぎ……」と頭を抱えた。
最後に、コメントを求められると、鈴木は「２話、３話とジェットコースターのように花恋の感情だったり、みんなの感情が揺れ動いたりするので、そういったところを皆さん楽しんで見ていただければなと思います」とアピールし、柏木は「８話までございますので、一緒に楽しんで行けたらいいなと思います」とにっこり。森は「この雰囲気を見ていただいたら分かる通り、スタッフ含めて和気あいあいとした中で撮影が進んでおりまして、みんなで世の中の皆さんをキュンキュンさせたいという思いで１つ１つ丁寧にシーンを繋げておりますので、４月、５月はお疲れの時期だと思いますので、少しでも癒しになればいいなと思っております」とおすすめした。
ストーリー
これまで数々の男を翻弄してきた最強ビジュの持ち主、今井花恋。化粧品会社の広報としてバリバリ仕事し、仕事もプライベートも充実しているが、過去のトラウマを克服できず、本気で恋愛するだけ無駄！と自分に言い聞かせていた。
ある日、友達と参加した飲み会にいたのはパッとしない眼鏡男子の堂前帝都。花恋のあざとテク攻撃にビクともしない帝都に対してスイッチが入った花恋は、帝都を落とすためにあらゆる手を尽くしていくが、全く反応がない。
そしてその日を境に、数々の偶然が重なり、少しずつ帝都の人となりを知っていく花恋。
性に奔放な花恋に対し、「自分を大切にしたほうがいい」とまっすぐな帝都に、いつしか心が動き始める。
「翻弄してやろうと思ってたのに、翻弄されちゃってるーーー!?」
過去のトラウマのせいで本気で恋が出来なかった主人公が恋愛経験０の年下チェリーボーイに翻弄されていくハートフルなラブ・コメディ！
ドラマ特区「年下童貞くんに翻弄されてます」概要
主演：森 香澄、柏木 悠(超特急)、北村優衣、絃瀬聡一、平川結月、椛島 光、朝井瞳子／ 木康介
監督：高橋名月、須藤 蓮
脚本：下亜友美
制作プロダクション：テレパック
製作：「年下童貞くんに翻弄されてます」製作委員会・MBS
OP主題歌：This is LAST「火の花」（SDR）
ED主題歌：YUTORI-SEDAI 「私だって、」
放送情報：2025年４月24日(木) 初回放送スタート
MBS：４月24日(木)より毎週木曜 24：59～
テレビ神奈川：４月24日(木)より毎週木曜 23：30～
チバテレ：４月25日(金)より毎週金曜 23：00～
テレビ埼玉：４月30日(水)より毎週水曜 24：00～
とちぎテレビ：５月１日(木)より毎週木曜 23：30～
群馬テレビ：５月１日(木)より毎週木曜 24：00～
【ドラマ公式サイト】https://www.mbs.jp/cherryboy/（外部サイト）
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配信：TVer、MBS動画イズムで見逃し配信１週間あり
FODにて独占見逃し配信決定
原作情報
原作:「年下童貞くんに翻弄されてます」制作・出版：LOCKER ROOM
（オフィシャル素材提供）
