『ストレンジ・ワールド／もうひとつの世界』公開記念舞台挨拶

　映画『「ストレンジ・ワールド／もうひとつの世界』の公開記念舞台挨拶が都内で行われ、日本語吹替キャストの原田泰造（ネプチューン）と鈴木福が登壇してトークセッションを行った。壇上にはカラフルなバルーンツリーが飾られ、映画の世界観を膨らませていた。また、サプライズで福のきょうだい・鈴木夢、鈴木楽、鈴木誉がお祝いの花束を持って登壇し、会場を沸かせた。

　本作はディズニー史上最も不思議な“もうひとつの世界”を冒険する家族の話。世界の危機を救うため、地底へと旅立つ親子の活躍が描かれるアクション・アドベンチャー。ミステリアスな生物であふれる奇妙な“もうひとつの世界”に足を踏み入れていく――。

　作品が公開した後の周りの反響を聞かれた原田は「家族からは、『やるねえ～！』と褒めてもらいました」と頬をゆるませる。
　若い頃に行方不明となった冒険家の父へのコンプレックスから冒険嫌いとなった、主人公の農夫サーチャー役を務めた原田は「サーチャーは家族を愛する優しい男。冒険がちょっとニガテなところが似てるかな」と役柄について説明した。

　サーチャーとは正反対で、偉大な冒険家の祖父に憧れる好奇心旺盛な息子のイーサン役を務めた鈴木は「母と妹はすでに２回観てくれていて、4DXでの上映も楽しんだそうです。面白かったし、素敵だったと言ってくれました」と笑顔で報告した。
　作品について、鈴木は「観る世代によって感じ方が違うと思う。幅広い世代が楽しめる作品です」とアピール。また、「イーサンと同じで僕も好奇心旺盛です。いろいろな人や物と仲良くなりたいです」と話した。

　原田と鈴木は親子の役を演じる。鈴木は原田について「いろいろとお話させていただいて仲良くなりました」と話すと、原田は鈴木のことを、「福くんは本当にしゃべりやすいし、すごいいい子！　本当に自分の子みたいな感じ。かわいいよね！」と父性全開で絶賛した。

　中盤には、鈴木の兄弟である夢（ゆめ）・楽（たの）・誉（ほま）の３人がサプライズで登壇。可愛い３人の姿に会場から大きな拍手が起こった。
　夢が「お兄ちゃんがディズニー映画の声優になったんだ。うれしい」と感心しきりの様子。楽は「お兄ちゃんも泰造さんがキャラクターになりきっていて、すごいなと思いました。生き物たちも可愛かった」と感想を伝える。誉は「お兄ちゃんの（ディズニー声優になる）夢が叶って、うれしかった」と兄おもいの発言で会場を沸かせた。

家族の絆が描かれる同作にちなんで、家族の存在をどう思っているか聞かれた原田は「出かけるとき事故に遭わないかなとか、心配と思える存在が家族かな」と語る。
　一方、鈴木は「本当に全て支えてくれているなと感じています。両親は相談したりいろいろ話すし、妹や弟たちにも『ただいま！』ってギュッとしてくれるだけでうれしい。僕にとって支えになっています」と強い家族の絆について話した。

　本作の見どころ聞かれると、原田は「日ごろの悩みなんか全部忘れて映画の世界に飛び込んで行ってほしい。何度観ても違う観点で楽しめる。何も考えないでこの映画を観て、楽しんで」。鈴木は「驚きの世界が広がっています。何度も何度も観て欲しい。最後の驚きの結末に注目してください」とメッセージを伝えた。