ジョン・レノンの子ども時代、学生時代の友人がお宝写真を交えて語る“本当のジョン・レノン”の姿が収められたドキュメンタリー映画『ジョン・レノン~音楽で世界を変えた男の真実~』が、ザ・ビートルズのデビュー60周年を記念して日本初公開! ジョン・レノンの命日である本日12月8日より全国順次公開される。
公開前日のトークイベントに、公開前に本作を観た、ビートルズ研究家であり、本作字幕監修の藤本国彦と編集者・ライターの真鍋新一が登壇し、本作の魅力を語った。
真鍋は、本作を楽しみにしているお客さんに、「デビューする前が中心の“ジョンの礎”についての映画」と説明。「普通、出会った日の写真ってありますかね? それがそもそもすごくないですか?」とジョンとポールの奇跡的かつ必然の出会いについて言及。
二人は、本作を見るまで「全然知らなかった」というエピソードもあったそう。その一つとして藤本は、「ジョンとボクシングをやった同級生」を挙げ、真鍋も「そもそもジョンがボクシングをやっていたなんて」と驚きを隠さなかった。
「これまでのドキュメンタリーと違って、本当の関係者がしゃべっている。今までのドキュメンタリーはレコード作りの関係者や芸能関係者がしゃべるのが圧倒的に多いけれど、本作の出演者は、完全に地元の人・友達」と語り、本作の貴重さを熱弁した。
藤本は「ジョンが同級生だったらどう思うか」を想像させるドキュメンタリーだと話し、真鍋も「同じ教室にいたら、『うるせーな』と思っても絶対に言えねぇ、とかね」と想像を膨らませた。二人は「ちょいワルがちょっとカッコ良く見える」「不良で知的という“文化的不良”はなかなかいない」と学生時代のジョンの魅力を話した。
二人は、「オフィシャルで作っているドキュメンタリーもあるけれど、そうじゃないものは使用料などの問題があって、ビートルズの演奏した曲がないものが9割9分」と、本作でビートルズの曲が使用されていることにもびっくりしたそう。その他使用される曲についても、「ジョンの学生時代にイギリスで流行っていた曲を選んでいる」と、ジョンに影響を与えた物事についても語った。
数々の資料を見てきた真鍋は、「今回の映画は、皆が知っている写真ばかりではないので、楽しみにしてほしい」と観客のメッセージを送った。
登壇者:藤本国彦(ビートルズ研究家/本作字幕監修)、真鍋新一(編集者・ライター)
MC:南 圭介
(オフィシャル素材提供)
公開表記
配給:NEGA
アップリンク吉祥寺、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開中