イントロダクション
数々のヒット作を生み出しているベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説「大名倒産」(文春文庫刊)。2019年に上下巻で単行本が出版されると「面白い!」「こんな浅田作品が読みたかった!」と話題になった作品が、ついに実写映画化。
監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』など、立て続けにヒット作を生み出し続ける前田 哲。本作が時代劇初挑戦となる。脚本は、映画『七つの会議』やドラマ「半沢直樹」の丑尾健太郎と、ドラマ「特捜9 season2~4」「下町ロケット」の稲葉一広の共同脚本。
主人公・松平小四郎役には、2023年4月から放送開始する連続テレビ小説「らんまん」(NHK)主演も決定。芸歴27年のキャリアと確かな実力を持ち、今もなお注目を集め続ける国民的俳優・神木隆之介。月代(さかやき)と呼ばれる前髪部分の無い“ちょんまげ”姿を披露するのは本作がキャリア初。いきなり若殿(プリンス)になったと思ったら100億もの借金を背負わされるという、“巻き込まれ系プリンス”をコミカルに演じる。
また、小四郎の幼馴染・さよ役に杉咲 花、うつけ者だが心優しい小四郎の兄・松平新次郎(まつだいら・しんじろう)役に松山ケンイチ、丹生山藩の勘定奉行・橋爪佐平次(はしづめ・さへいじ)役に小手伸也。病弱だが聡明な兄・松平喜三郎(まつだいら・きさぶろう)役に桜田 通。小四郎の育ての父・間垣作兵衛(まがき・さくべえ)役に小日向文世、母・なつ役に宮﨑あおい。小四郎の教育係・磯貝平八郎(いそがい・へいはちろう)役に浅野忠信。そして、小四郎を藩主に任命する実の父、一狐斎(いっこさい)役に佐藤浩市と、日本映画界を代表する豪華キャストが集結。人生最大のトラブルに巻き込まれた小四郎に、果たして彼らがどう関わって来るのか?
ストーリー
越後・丹生山藩の鮭役人の子、間垣小四郎(神木隆之介)は、お人よし過ぎて商売上手とは言えないが、皆に愛され平和に暮らしていた。そんなある日、大勢の役人たちが家にやってくる。驚く小四郎に父・作兵衛(小日向文世)が衝撃の事実を告げる。なんと彼は、<松平>小四郎――徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだったのだ!
さらに、実の父・一狐斎(佐藤浩市)は小四郎に国を任せ、さっさと隠居。庶民から殿様へと突然、幸運を手にしたかのように見えた……のもつかの間、実は丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケあり藩! 困り果てる小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。返済日に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒せば皆助かるというのだ。
しかし……実は一狐斎は、息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった!
小四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ! 人生最大のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、一体どうする――!?
(2023年、日本)
キャスト&スタッフ
原作:浅田次郎「大名倒産」(文春文庫刊)
監督:前田 哲
脚本:丑尾健太郎、稲葉一広
主演:神木隆之介
出演:杉咲 花、松山ケンイチ
小日向文世 / 小手伸也 桜田通 / 宮﨑あおい
キムラ緑子、梶原 善 / 勝村政信、石橋蓮司
髙田延彦、藤間爽子、カトウシンスケ、秋谷郁甫、ヒコロヒー
浅野忠信 / 佐藤浩市 ほか
ギャラリー
特報
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:松竹
2023年6月23日(金) Let’s 返済!?
(オフィシャル素材提供)